『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高校デビューを飾ろうと意気込む黒木智子。しかし現実は厳しく、モテるどころか友達すらできない日々が続く。オタク趣味に浸り、妄想と現実のギャップに苦しみながら、それでも彼女は高校生活を送り続ける。「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」既刊27巻。スクールカースト底辺の少女が送る、痛々しくも愛おしい三年間の記録だ。
谷川ニコがガンガンONLINEで2011年から連載を続ける本作は、当初こそ「非モテ女子のあるあるコメディ」として笑いを誘った。だが長期連載を経て、作品の性質は大きく変化している。智子は少しずつ、本当に少しずつ、人との距離を縮めていく。その変化は劇的ではない。むしろ読者が気づかぬうちに、彼女の周りには人が増え、会話が生まれ、関係性が育まれていく。この「成長の解像度」こそが本作最大の魅力です。谷川ニコは『ちょく!』や『ナンバーガール』でも日常の機微を描いてきたが、本作ではその手法を極限まで研ぎ澄ませている。2013年のアニメ化、2014年の実写映画化を経て、英語版も刊行される国際的な広がりを見せたのも、この普遍的な「ぼっち」の心情が共感を呼んだからでしょう。
27巻まで積み重ねられた智子の軌跡は、もはや単なるコメディではありません。読み返すたび、彼女が確かに前に進んでいたことに気づく作品です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊27巻。
2011年から現在まで14年以上連載が続いているんです。
高校デビューを夢見る女子高生が主人公の学園コメディ、と聞いて想像する作品とは全く違うものが待っています。もしあなたが「青春って甘酸っぱくてキラキラしたもの」という幻想を持っているなら、この漫画はそれを容赦なく引き剥がしてくれるんですよ。でもそこに、妙な居心地の良さがあるんです。
谷川ニコが描くのは、誰もが心のどこかに抱えている「こうなりたかった自分」と「実際の自分」のギャップ。主人公の思考と行動のズレを見ていると、笑いながらも胸がチクチクする。「あれ、これって自分のことじゃ…」って思う瞬間が何度も訪れます。そういう痛みを、この作者は笑いに昇華する天才なんです。
14年の連載期間が物語っているのは、この作品が単なる一発ネタではないということ。最初は「モテない」という一点で笑わせていた漫画が、巻を重ねるごとに深みを増していく。人との関わり方、自分の居場所の見つけ方、少しずつ変わっていく日常。それを丁寧に、時に残酷なほど正直に描いているんです。
アニメ化、実写映画化、海外展開。これだけ多くの形で受け入れられてきた理由は、この作品が描く「痛み」が万国共通だから。完璧じゃない自分を笑って、それでも明日を生きていく人間の物語なんですよ。
27巻分の積み重ねがある今だからこそ、1巻から読む価値がある。キャラクターの成長を追体験する旅は、きっとあなた自身を振り返る鏡になります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は全何巻?
全27巻で完結済みです。