真机上の九龍』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

香港の九龍城砦を舞台に、クローン生物をめぐる陰謀が渦巻く。探偵を生業とする主人公は、ある依頼を機に、科学技術の暗部へと足を踏み入れていく。閉鎖的な迷宮都市の中で、人間と複製生物の境界が揺らぎ始める……。

SF作家・長崎尚志が原作を手がけ、青木朋が作画を担当した本作は、『コミックバンチ』誌上で2009年に連載された。既刊3巻という短い尺の中に、SFサスペンスとしての骨格がしっかりと組み込まれています。九龍城砦という実在した無法地帯を舞台に選んだことで、陰謀劇に説得力が生まれている。クローン技術という題材を扱いながら、倫理的な問いかけよりも、サスペンスの緊張感を優先した構成が潔い。SF好きなら押さえておきたい一作です。

全3巻で完走するコンパクトさも魅力。週末に一気読みできる分量ですので、気になった方はぜひ手に取ってみてください。

まだ読んでいないあなたへ

たった3巻で完結している作品なんです、これ。

SF作家・長崎尚志が原作を手がけた本格SFサスペンス。クローン生物をめぐる事件に、探偵が巻き込まれていく。設定だけ聞くとよくある話に思えるかもしれませんが、この作品が恐ろしいのは「陰謀の深さ」なんですよ。

ページをめくるたびに、見えていたはずの真実が反転する。信じていた前提が崩れる。気づけば読者の立っている地面そのものが揺らいでいて、誰が何のために動いているのか、もう一度最初から読み返さずにはいられなくなるんです。青木朋の抑制された作画が、この不穏な空気を完璧に演出している。無駄な線が一本もない。

連載期間は2009年の8月から12月まで、わずか5ヶ月。だからこそ一切の無駄がなく、すべてのコマが伏線として機能している感覚があります。「続きが気になって眠れない」を3巻で完走できる贅沢。

SFサスペンスが好きなら、これを読まずに他の作品を語るのはもったいない。長崎尚志という書き手の凄みを、漫画という形式で体験できる貴重な3巻なんです。

書店で見つけたら、迷わず手に取ってください。たった3巻、されど3巻。密度が違います。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『真机上の九龍』は全何巻?

全3巻で完結済みです。