『目玉焼きの黄身いつつぶす?』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
食べ物の好みは、実は人生観の表れである。目玉焼きの黄身をいつつぶすか。最初か、最後か、それとも一口ごとか。答えは人それぞれだが、その違いから見えてくるのは、育った環境、価値観、他者との距離感だ。本作は、日常の食卓に潜む無数の「分岐点」を丁寧に掬い上げ、食べ方の違いを通じて人間関係の機微を描き出す。Comic Beamで2013年から2018年まで連載された、既刊12巻の作品である。
大日向五郎は食をテーマにした作品を多く手がける作家だが、本作はレシピ紹介でもグルメ礼賛でもない。目玉焼き、納豆、カレーライス——誰もが知る料理の「食べ方の違い」を起点に、他者理解の難しさと面白さを浮き彫りにする。第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2019年には映画化もされた。評価の高さは、この作品が単なる食マンガではなく、コミュニケーションの本質を突いているからだろう。抽象的な説教ではなく、具体的な食卓の風景から、人と人との「わかりあえなさ」と「わかりあおうとする営み」が立ち上がる。
あなたの食べ方は、あなた自身です。そしてそれは、誰かと分かち合うための入り口でもあります。
まだ読んでいないあなたへ
目玉焼きの黄身、いつつぶしますか?
この質問に、あなたはどう答えるでしょう。最初から? 半分食べてから? それとも最後まで残す派? たったこれだけのことで、食卓を囲む人たちの間に、驚くほど多様な「正解」が存在するんです。
大日向五郎が描くのは、そんな日常に潜む小さな食の違い。目玉焼きに始まり、おにぎりの握り方、カレーの食べ方、お茶漬けのかけるタイミング――誰もが当たり前だと思っていた自分の習慣が、隣の人には新鮮な驚きになる。その瞬間の戸惑いや発見を、この作品は丁寧に、時にユーモラスに切り取っていくんです。
食べ方に正解なんてない。でも、どう食べるかには、その人が育った環境や、大切にしてきた記憶が刻まれている。本作が第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したのは、そういう「食卓の哲学」を、説教臭さゼロで描ききったからなんですよ。
2019年には映画化もされた、全12巻。あなたの食べ方は、誰かにとっての「え、そうなの?」かもしれません。ページをめくるたび、自分の当たり前が揺さぶられる感覚を、ぜひ味わってください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『目玉焼きの黄身いつつぶす?』は全何巻?
全12巻で完結済みです。