白馬のお嫁さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

男子高校生が妊娠する。この一文だけで充分に異様な設定だが、『白馬のお嫁さん』が描くのは奇をてらったナンセンスギャグではない。出産可能な体質を持つ男子生徒が、ごく普通の高校生活を送りながら、周囲との共同生活の中で起きる摩擦や理解を、コメディのトーンで淡々と描いていく。笑いの裏側に、性別による役割分担や身体性の違いへの視線が確かに息づいている。

SHOUJI Hajimeは独特な世界観とユーモアを持つ作風で知られる作家だ。本作も例外ではなく、荒唐無稽な設定を現実に接続する手腕が光る。ジェンダーベンダーというジャンルは往々にして、入れ替わりや変身といった「非日常への転換」を軸にするが、本作はむしろ逆だ。特異な身体を持つ少年が、日常を維持しようとする姿勢そのものに焦点を当てる。Afternoon誌らしい、青年読者向けの落ち着いた語り口で、笑いと違和感を同居させている。

既刊3巻で完結したコンパクトな構成ながら、ジェンダーの境界線を軽やかに踏み越える一作です。設定の奇抜さに目を奪われがちですが、実は人間関係の機微を描いた作品として読み応えがあります。

まだ読んでいないあなたへ

男が妊娠する世界で、高校生が共同生活を始める話なんです。

設定だけ聞くと「またトンデモ系か」と思うじゃないですか。でも違うんですよ。この漫画が描くのは、ありえない設定を突き詰めた先にある、妙に生々しい人間関係なんです。出産できる男子高校生たちが同じ屋根の下で暮らし始めたとき、何が起きるのか。恋愛? 友情? それとも、もっと別の何か?

作者のSHOUJI Hajimeは、一見突飛な設定の中に、読む側が思わず「あー、こういうのあるよね」って頷いてしまう瞬間を仕込むのが本当に巧いんです。笑えるのに、どこか切ない。軽いノリで読み始めたはずなのに、気づいたら登場人物たちの関係性にぐいぐい引き込まれてる。

「男女の違い」って何だろう。「好きになる」って何だろう。ジェンダーベンダーという枠組みを借りながら、この作品が投げかけてくる問いは意外と重いんです。でもそれを、決して説教臭くならない絶妙なコメディのさじ加減で描き切っている。

既刊3巻。読み終えたあと、あなたの中の「当たり前」が少しだけ揺らぐはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『白馬のお嫁さん』は全何巻?

全3巻で完結済みです。