『異邦警察』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
東京の片隅に、在日外国人が集まる街がある。そこで起きる犯罪に向き合うのは、入国管理局の捜査官たち。国籍も言語も異なる人々が交錯する現場で、彼らは法と人情の狭間で揺れながら、事件を追う。移民問題が社会の表層に浮上する以前、2004年から連載が始まったこの作品は、誰もが目を逸らしがちだった現実を正面から描いた……。
Richard WOOと杉村升一が『モーニング』で送り出した本作は、単なる警察ものではない。移民、難民、不法滞在――複雑に絡み合う問題を、善悪の二元論に落とし込まず、それぞれの立場から掘り下げる。杉村の作画は、雑踏に紛れる人々の表情、追い詰められた者の目を的確に捉え、緊張感を途切れさせない。2007年には映画化され、海外でも翻訳された本作が第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞したのは、その社会性と物語としての強度が評価されたからです。
既刊15巻。10年以上前の作品ですが、描かれた問題は今なお現在進行形です。答えの出ない問いに、この作品は向き合い続けています。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この一行が、すべてを物語っています。
「異邦警察」は、移民問題という日本社会が目を逸らしてきたテーマに、真正面から切り込んだ作品なんです。原作・Richard WOO、作画・SUGIMURA Shinichiの両氏が描くのは、法と正義の間で揺れる人間たちの姿。警察官として「正しい」行動と、人間として「正しい」選択が、まるで違う方向を指すとき、あなたならどうしますか。
SUGIMURA Shinichiの作画が、その葛藤を容赦なく描き出すんです。緊張感に満ちた画面は、読んでいるこちらの呼吸まで止めてしまう。登場人物たちの表情ひとつひとつに、言葉にできない痛みが滲んでいて、ページをめくる手が震えるほど。
2007年に映画化され、アジア圏でも高く評価されたこの作品。既刊15巻という分量が示すのは、一過性の話題作では終わらなかった証です。社会問題を扱いながら、説教臭さは微塵もない。そこにあるのは、ただ生きようとする人間たちの、むき出しの姿だけなんです。
「正しさ」って、いったい何なのか。この問いに、あなたはどう答えますか。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『異邦警察』は全何巻?
全15巻で完結済みです。