球場ラヴァーズ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

野球場に足を運ぶ女性たちの、それぞれの"理由"を描いた作品だ。スタジアムという非日常空間で交錯する、ファンとしての情熱、人間関係の機微、日常から逃れた先で見つける何か。試合の行方を追うだけではない、球場に集う人々の物語。彼女たちはなぜ、わざわざここへ来るのか——。

石田敦子が『ヤングキングアワーズ』誌上で連載した本作は、野球そのものよりも「観る側」にフォーカスを当てた点で異色です。スポーツ漫画でありながら、プレイヤーではなく観客の視点から球場という場所を捉え直す試み。スタンドから見える風景は、グラウンドとは別の人間ドラマを孕んでいる。ファン心理の描写、応援する理由のバリエーション、そこに生まれる人との繋がり——石田は野球場を舞台に、現代の女性たちの心情を丁寧にすくい上げています。全3巻という短さの中に、観戦文化の多面性をしっかり閉じ込めた作品だ。

野球ファンなら「わかる」と頷く瞬間が、野球を知らない人には「そういう世界があるのか」と新鮮に映る。球場へ行く理由は、人の数だけある。

まだ読んでいないあなたへ

野球を観に行く理由なんて、人の数だけあるんです。

石田敦子が描く「球場ラヴァーズ」は、プレーする側じゃなく観る側の物語。スタンドから球場を愛する人たちの、笑いと涙が詰まった全3巻です。

野球漫画って聞くと、汗と土埃にまみれた選手たちの熱い戦いを想像しますよね。でもこの作品が照らすのは、応援席で繰り広げられるもうひとつのドラマ。ビールを片手に声を枯らす人、誰にも言えない想いを胸に通い続ける人、大切な誰かと過ごすための場所として球場を選んだ人。グラウンドの外にこそ、球場でしか生まれない物語があるんです。

笑えるんですよ、これが。でも笑っているうちに、いつの間にか胸の奥がじんわり温かくなってる。コメディとドラマの配分が絶妙で、軽快に読めるのにちゃんと心に残る。

青年誌「ヤングキングアワーズ」で2010年から2012年まで連載された作品ですが、球場に足を運んだことがある人なら間違いなく「あるある」と膝を打つはず。野球のルールに詳しくなくたって大丈夫。球場という特別な場所で過ごす時間の尊さは、誰の心にも響くはずです。

スタンドから見上げる空は、いつもより青く見えるんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『球場ラヴァーズ』は全何巻?

全3巻で完結済みです。