『王様の耳』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
ある町に、人々の秘密を聞く力を持つ者がいる。その耳に届くのは、表面では語られない本音、隠された思い、そして誰にも言えない罪。主人公は、その力ゆえに他者との距離を測りかね、秘密の重みに翻弄されながらも、人間関係の綾に足を踏み入れていく。誰もが抱える秘密が、やがて一つの謎へと収束していくとき、物語は静かに牙を剥く……。
est emは『秘密の扉』で独自の世界観を確立した作家だが、本作ではその手腕がさらに冴えている。ファンタジーの設定を借りながらも、描かれるのは生々しい人間ドラマだ。秘密を「聞く」という行為が、単なる謎解きの装置ではなく、関係性そのものを揺さぶる仕掛けとして機能する。第1回マンガ大賞を受賞し、スタジオ・ジブリによるアニメ化、さらには実写映画化まで果たした本作は、海外でも高い評価を得ており、アメリカ、フランス、韓国では各国の漫画賞を受賞している。女性セブン連載作品らしい、大人の読者にこそ響く構成力が光ります。
他人の秘密を知ることは、果たして祝福なのか呪いなのか。その答えを、あなた自身の手で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
第1回マンガ大賞受賞。
それからジブリがアニメ化、実写映画化と続いた作品です。
誰にも言えない秘密を抱えて生きるって、どれほど孤独か想像できますか。『王様の耳』は、そんな「秘密」を軸に人と人との距離を描いた物語なんです。女性セブンという一般誌で連載されていたこともあって、派手なバトルも魔法も出てきません。でも、読み進めるほどに胸が締め付けられる。秘密を知ってしまった瞬間、秘密を守り通す覚悟を決めた瞬間、そして秘密が暴かれそうになる緊張感。登場人物たちの表情一つ一つに、言葉にならない感情が滲んでいるんです。
ファンタジーの設定を借りながら、描かれているのは現実を生きる私たちの姿そのもの。誰かの秘密を知るということは、その人の人生を背負うということなんだと気づかされます。est emさんの緻密な構成力が光っていて、伏線が回収されていく快感と、謎が解けた後の切なさが同時に押し寄せてくる。既刊6巻という読みやすいボリュームなのに、読後は長編小説を読み終えたような充足感があるんです。
アメリカ、フランス、韓国でも賞を獲っている理由がわかります。秘密と向き合う人間の普遍的な葛藤が、言語を超えて届いたんでしょう。あなたも誰かの秘密を抱えたことがあるなら、きっとこの作品は他人事じゃない。ページをめくる手が震えるかもしれません。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『王様の耳』は全何巻?
全6巻で完結済みです。