王妃マルゴ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

舞台は16世紀末のフランス宮廷。カトリックとプロテスタントの対立が激化する中、政略結婚によってヴァロワ朝の王女マルゴは新教徒の王アンリと結ばれる。だが、その婚礼の夜に起きた「サン・バルテルミの虐殺」が、彼女の運命を血と陰謀の渦へと引きずり込んでいく。愛と権力、そして家族の絆が複雑に絡み合う宮廷で、マルゴは一人の女性として、王妃として生きる道を模索する……。

『ポーの一族』『トーマの心臓』で不朽の名作を生んだ萩尾望都が、SFやファンタジーではなく、実在の歴史上の人物を題材に選んだ意欲作である。本作が連載されたのは「You」誌。少女漫画の文法を用いながらも、16世紀フランスの政治的陰謀と宗教対立という重厚なテーマを、決して甘美なロマンスに回収しない。むしろ権力闘争の中で翻弄される女性の姿を、冷徹な視線で描き出しています。1992年には第1回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞し、フランスをはじめとする海外でも翻訳・出版され高い評価を得た。歴史の教科書に名を残す「王妃マルゴ」が、一人の女性としてどう生き抜いたのか。既刊8巻、その答えがここにあります。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫文化賞を受賞し、フランスで映画化された歴史漫画なんです。

16世紀フランス、王妃の座に立つマルゴという女性がいました。彼女の人生は、政略結婚と宗教戦争の狭間で、家族に翻弄され、国に利用され続ける日々だった。愛する人がいても、王家の血を引く者として、自分の心を貫くことすら許されない。でも、そんな絶望的な状況のなかで、彼女は決して折れないんです。

この作品の凄みは、華やかな宮廷の裏側で繰り広げられる権力闘争を、一人の女性の目を通して描き切っているところです。母や兄弟、夫との複雑な関係。誰が味方で誰が敵なのか、一瞬たりとも気が抜けない。それでいて、マルゴ自身の人間としての尊厳、愛を求める心が、ページをめくるたびにひしひしと伝わってくるんです。

『ポーの一族』『トーマの心臓』を生んだ萩尾望都が、実在の人物を題材に選んだ意味を、読めばわかります。歴史上の出来事を扱いながら、そこに生きた人間の痛みと強さを、これほどまでに鮮烈に描き出せる漫画家は、そういません。

既刊8巻。重厚でありながら、一気に読ませる筆致。フランスでも高く評価されたこの作品、日本の読者こそ手に取るべきなんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『王妃マルゴ』は全何巻?

全8巻で完結済みです。