『獣上司に実は認められていた話』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
獣人たちが働く会社で、人間の新入社員が上司に怯えながら日々を送る。厳しい表情で指示を出す獣人上司は、どう見ても自分を嫌っているようにしか見えない。ミスをすれば鋭い視線が飛んでくるし、報告のたびに緊張で声が震える。けれど実際のところ、上司は部下の成長を誰よりも気にかけ、認めていた——ただ、それが全く伝わっていないだけで。
B's-LOG Cheekで2021年から連載中の本作は、獣人と人間という種族の違いを「職場のすれ違い」というフォーマットに落とし込んだ点が巧妙です。Shiroinuは獣人をテーマにした作品を多く手がける作家ですが、本作では威圧的に見える外見と内心の優しさのギャップを徹底的に活用し、読者と主人公の視点を同期させながらコメディを成立させています。怖がる理由は分かる、でも実は違う、というシンプルな構造が既刊4巻を通じて繰り返され、癒しと笑いを両立させる。英語版がYen Pressから刊行されている点も、この普遍的な職場コメディの構造が評価された証と言えるでしょう。
上司が怖いと思っているあなたにこそ、読んでほしい一作です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊4巻。
今、地味に効いてくるんです、この設定が。
獣人の上司に毎日怒られてる。私、何をやってもダメで、認められてないんだって思ってた。でも実は——そう、実は認められてたんです。気づいてなかったのは自分だけ。この「実は」の破壊力、侮れないんですよ。
職場で自分の価値が見えなくなってる人、いませんか。評価されてないって思い込んでる瞬間、ありませんか。この作品が刺さるのは、そういう「自分で自分を過小評価してる痛み」を、ファンタジーの皮を被せて真正面から描いてるからなんです。獣人設定だからこそ、不器用な好意の伝え方がリアルに見えてくる。言葉じゃなくて態度で示すタイプの上司、いるでしょう。
Shiroinuが描く獣人たちは、単なる記号じゃないんです。獣だからこその距離感、人間だからこその繊細さ、その両方が混ざり合って、読んでるうちに「これ、うちの職場にもいる」って思えてくる。癒しって言葉で片付けたくないんですけど、気づいたら肩の力が抜けてる、そういう読後感があるんです。
職場コメディでもあり、成長物語でもあり、気づけば応援してる自分がいる。そんな作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『獣上司に実は認められていた話』は全何巻?
現在4巻まで刊行中です。