狼の娘』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

小玉ユキが『月刊フラワーズ』に2022年から連載する『狼の娘』は、超自然的な要素を内包した少女の自己発見と人間関係を描く作品だ。狼という存在を抱えた主人公が、自らのアイデンティティと向き合いながら成長してゆく。彼女を取り巻く人々との関係は、時に優しく、時に残酷に、その内面を照らし出す……。

『デア・デア』で知られる小玉ユキは、ファンタジー要素を借景としながらも、人間の心の機微を掬い取ることに長けた作家です。本作も例外ではありません。狼という設定は、あくまで彼女が抱える「異質さ」の象徴であり、物語の核心は、その異質さを抱えた人間がどう生きるかという普遍的な問いにある。フラワーズらしい丁寧な心理描写と、小玉ユキ独特の静謐な筆致が、少女の揺れ動く感情を繊細に写し取っています。『このマンガがすごい!2024年版』女性編第8位、『EbookJapanマンガ大賞2025』書店員賞という評価も、その完成度の高さを裏付けているでしょう。

既刊7巻、連載は現在も続いています。彼女の旅路がどこへ向かうのか、見届けてみてください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊7巻、そして海を越えて2025年には英語版が出る。

なぜ「狼の娘」がこれほど静かに、けれど確実に読者の心を捉えているのか。それは、この作品が「人間とは何か」という問いを、狼として生きてきた少女の視点から描いているからなんです。彼女は人間の姿をしているけれど、心に宿っているのは獣の本能。そんな彼女が人間社会で生きようとするとき、私たちが当たり前だと思っている感情や関係性が、どれほど奇妙で、どれほど美しいものなのかが浮き彫りになるんですよ。

小玉ユキは「月刊少女野崎くん」のコミカライズで注目を集め、「坂道のアポロン」では青春の痛みと輝きを描いた作家です。その彼女が今回選んだのは、人と獣の境界線に立つ少女の物語。獣の本能と人間の感情のあいだで揺れる彼女の内面を、言葉少なく、しかし圧倒的な画力で描いていきます。

「このマンガがすごい!2024」女性編第8位、そして「EbookJapanマンガ大賞2025」書店員賞を受賞。書店員が選ぶということは、つまり「この作品を誰かに薦めたくて仕方がない」と思わせる何かがあるということなんです。

人間になろうとする狼の娘が、果たして何を手に入れて、何を失っていくのか。フラワーズ連載中のこの作品、ぜひ今のうちに追いかけてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『狼の娘』は全何巻?

現在7巻まで刊行中です。