焰の眼』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

戦争による占領下、孤児たちは廃墟の街で生き延びることを強いられる。彼らを脅かすのは飢えや寒さだけではない。奇妙な生物が跋扈するこの世界で、子供たちは日々サバイバルを続けている。押切蓮介が描くのは、希望も救いも約束されない、ただ「生き残る」ことだけが目的となった極限状況だ……。

押切蓮介といえば、後に『アリスと蔵六』で異能力と日常の交錯を描いたことで知られるが、本作はそれ以前、2005年から「Manga Action」に連載された作品である。青年漫画の枠組みの中で、戦争の傷跡と子供たちの過酷な現実を正面から描き切った本作は、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。美化も誇張もなく、占領と孤児という題材を扱う筆致は、読者に安易な感動を求めない。そこにあるのは、状況の残酷さと、それでも生きようとする人間の姿だ。ファンタジーの要素が加わることで、現実の戦争を直接描く以上に、普遍的な恐怖と絶望が浮かび上がる。

既刊6巻。海外でも翻訳され、評価を得ている本作を、まだ手に取っていないなら、押切蓮介という作家の射程の広さを知る機会になるでしょう。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。

この受賞歴だけで手に取る価値はあるんですが、『焰の眼』が本当に凄いのは、戦争と占領下を生きる孤児たちの物語を、ここまで容赦なく、それでいて目を逸らさずに描ききった点なんです。押切蓮介が2005年から2006年にかけて『Manga Action』で連載したこの作品、既刊6巻という長さの中に、生と死の境界で必死に爪を立てるサバイバルの息遣いが詰まっています。

戦火の中で子どもたちが直面するのは、教科書に載らない現実です。奇妙な生物まで登場する世界観の中で、彼らは大人の理屈では割り切れない選択を迫られ続けるんですよ。押切蓮介といえば『アリスと蔵六』『トリコロール』で知られる作家ですが、この『焰の眼』は彼の作家性が最も鋭利に研ぎ澄まされた一作かもしれません。

ファンタジー要素を纏いながら、描かれているのは人間の本質です。占領下で失われていくものと、それでも守ろうとするもの。6巻で完結する物語だからこそ、一気に読み通してほしい。海外でも翻訳され評価されているこの作品、読後にあなたの中で何かが変わるはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『焰の眼』は全何巻?

全6巻で完結済みです。