潔く柔く』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

『Cookie』に2006年から2008年まで連載された、いくえみ綾の青春群像劇。既刊13巻。思春期の揺らぎと、そこに交錯する複数の視点が織りなす物語だ。学生と教師の関係を軸に、登場人物たちは互いの距離を測りながら、それぞれの想いを抱えて日常を歩んでいく。タイトルが示す通り、潔さと柔らかさが同居する、淡くも鮮烈な青春が描かれる……。

いくえみ綾は1980年代から少女漫画の第一線で活躍し、『ツーリング・エクスプレス』などでリアルな人間関係と感情描写に定評を築いてきた作家です。本作は第33回講談社漫画賞少女部門を受賞し、2010年には映画化もされた代表作の一つ。複数の主人公を設定し、それぞれの内面を丁寧に掘り下げていく手法は、いくえみ作品ならではの魅力だ。韓国・台湾などアジア圏で翻訳され、海外の映画祭でも評価を得たことが、その普遍性を物語っています。

甘さだけでは語れない、青春の苦さと眩しさ。確かな筆致で描かれる感情の機微を、ぜひ体験してください。

まだ読んでいないあなたへ

全13巻で完結。

第33回講談社漫画賞少女部門受賞作。

この漫画、ページをめくる手が震えるんです。誰かを好きになることが、こんなにも痛くて、こんなにも美しいことだったのかと、読み終わった後も胸の奥がざわついて離れない。いくえみ綾が描くのは、「好き」という感情の、誰にも見せられない部分。教室の隅で誰かを見つめる視線の重さ、触れたいのに触れられない距離感、言葉にしたら壊れてしまいそうな想い——そういう、誰もが一度は経験したはずなのに忘れてしまっていた感覚を、恐ろしいほどの解像度で目の前に突きつけてくるんです。

登場人物たちは、みんな不器用で、誰かを傷つけて、自分も傷ついて。それでも必死に手を伸ばす。その姿が、綺麗事じゃない分だけ、心の奥深くに刺さってくる。読んでいると、自分の中に封印していた記憶の蓋が開いていくような感覚があります。

いくえみ綾の線は繊細で、表情のひとつひとつが雄弁なんです。言葉にならない感情が、キャラクターの目や手の動きから溢れ出してくる。だから台詞が少ないコマほど、胸がぎゅっと締めつけられる。

映画化もされた作品ですが、原作でしか味わえない間の取り方、心の声、表情の機微があります。恋愛漫画が苦手な人にこそ読んでほしい。これは「好き」の教科書じゃなくて、「好き」の真実なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『潔く柔く』は全何巻?

全13巻で完結済みです。