渡り鳥とカタツムリ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

旅に出る。行き先は決めない。そんな自由を手にした男が、気の向くまま日本各地を転々とする。定住せず、働かず、ただ風のように移動し続ける日々。彼が出会うのは、土地ごとに異なる風景と、偶然すれ違う人々の営み。目的地のない旅は、何を見せてくれるのか……。

高津マコトが「Comic Gum」で描くこの作品は、青年誌では珍しいほど静謐な空気を纏っている。冒険譚でありながら、派手な事件は起こらない。スライスオブライフでありながら、日常への回帰もない。主人公は「渡り鳥」のように移動し続け、読者はその視点を通じて、見過ごしていた日本の多様な表情を再発見する。コメディ要素も織り交ぜつつ、作家の持ち味である独特の世界観が、旅の断片を淡々と、しかし確かな手触りで描き出していきます。自由とは何か、成長とは何かを、説教臭さなしに問いかける筆致が光る。

既刊4巻。目的地を持たない旅の行方を、あなたも追いかけてみてください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊4巻。

それでも、この作品には人生を変える何かがあるんです。

高津マコトが描く「渡り鳥とカタツムリ」は、自分探しの旅を描いた青年漫画なんですが、ありふれた放浪譚とは一線を画してます。渡り鳥のように自由を求める者と、カタツムリのように殻を背負って進む者。このタイトルが示す対比が、読んでいくうちに胸に刺さってくるんですよ。

自由って何だろう。本当に自分が望んでいるものって何だろう。そんな問いを抱えたまま日々を送っている人に、この漫画は静かに、でも確実に語りかけてきます。冒険とコメディ、日常の機微が絶妙に混ざり合った物語の中で、登場人物たちは自分なりの答えを探していく。その姿が、妙にリアルで切ないんです。

高津マコトの筆致は、派手さはないけれど深みがある。何気ない会話、ふとした表情の変化。そういう「見逃しそうな瞬間」にこそ、人が変わっていく予兆が潜んでいるんだって気づかせてくれるんです。

旅に出なくたって、人は成長できる。でも、動かなければ何も変わらない。この矛盾した真実を、この作品は笑いと共に、時に痛みと共に描いていきます。

まだ4巻なんです。今から追いかけられる。そして今だからこそ、この作品と一緒に歩み始められるんですよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『渡り鳥とカタツムリ』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。