『水は海に向かって流れる』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高校生の直は、両親の離婚により母と二人暮らしを始める。新しい家で待っていたのは、母が密かに再婚していた事実と、義父の連れ子である女子高生・楓との突然の同居生活だった。血の繋がらない姉弟として一つ屋根の下で暮らすことになった二人の、ぎこちない日常が動き出す。
田島列島は家族という枠組みの中で揺れる若者の心情を描くことに長けた作家だが、本作はそのキャリアにおいて重要な位置を占める作品です。別冊少年マガジンという少年誌の枠組みでありながら、再婚家庭という複雑な設定を軸に、思春期特有の距離感の測り方を繊細に掬い取っている。家族の再構築という重いテーマを扱いながらも、日常のささやかなやり取りの中にユーモアと温度を宿らせる筆致が光る。直と楓が互いに探り合い、少しずつ歩み寄っていく過程には、作者ならではの観察眼が息づいています。
既刊3巻という短さながら、現代の家族像を真摯に見つめた一作です。新しい関係性の中で揺れる若者たちの姿を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊3巻。
たった1年の連載で終わったこの作品、でも読んだ人間は誰もが「忘れられない」と口を揃えるんです。
田島列島が描くのは、普通の家族じゃないんですよ。血の繋がりとか、同じ屋根の下で暮らす年数とか、そういう条件で測れない「家族」なんです。別冊少年マガジンに連載されていた当時、読者の間で静かに、でも確実に広がっていった熱狂には理由があります。
タイトルの「水は海に向かって流れる」って、当たり前のことを言ってるようで、実はそうじゃない。人と人との関係も、感情も、全部どこかに向かって流れていくんだけど、その先が見えないから怖いし、だから尊いんです。この作品はそれを、笑いと涙が同居する日常の中で、驚くほど自然に描き出してるんですよ。
コメディでありドラマであり、ロマンスでもある。でもどれか一つのジャンルに収まりきらない温度がある。ある瞬間は笑ってて、次の瞬間には胸がぎゅっとなる。そのバランス感覚が、田島列島という作家の真骨頂なんです。
少年誌で描かれた「成長」の物語なんだけど、大人が読んでも、いや大人だからこそ刺さる何かがあるんですよ。人間関係のもつれとか、分かり合えない苦しさとか、それでも側にいようとする切なさとか。
3巻で完結してるから、今夜読み始めたら明日には読み終えられます。でもきっと、読み終えた後もずっと心に残り続ける。そういう作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『水は海に向かって流れる』は全何巻?
全3巻で完結済みです。