『残響』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
裏社会を舞台に、ヤクザの世界で生きる者たちの葛藤を描く。主人公は自らの性を隠し、組織の中で生き延びようとするが、その選択は周囲との軋轢を生み、暴力と孤独の連鎖を呼び起こす。銃と拳が交錯する日常の中で、誰もが抱える秘密と傷は、やがて取り返しのつかない悲劇へと転がり落ちていく……。
高橋ツトムは『サイレント・ワールズ』でも社会の暗部に切り込んだが、本作では性とアイデンティティという更に踏み込んだテーマを、ヤクザという極限状況に置くことで鮮烈に描き出した。ビッグコミック・スーパーに連載された本作は、2000年に第1回日本漫画大賞を受賞。ドラマとしての骨太さと、心理描写の繊細さが両立している点が評価された。2002年には映画化もされ、ヨーロッパ諸国でも翻訳され高い評価を得るなど、国内外で注目を集めた作品だ。
既刊3巻。青年漫画の枠を超えた普遍的なドラマがここにあります。
まだ読んでいないあなたへ
たった1年で、日本漫画大賞。
2000年に「ビッグコミック・スーパー」で連載された全3巻の作品が、第1回日本漫画大賞を受賞し、2年後に映画化され、ヨーロッパ諸国で高い評価を受ける。この異例の軌跡が物語るのは、読者の心に深く刺さる「何か」があるということなんです。
高橋ツトムが描くのは、裏社会に生きる人間たちの姿。ヤクザの世界で、ある人物が自分の生き方を貫こうとする。その生き方は、周囲の人間を巻き込み、やがて取り返しのつかない事態を招いていく。3巻という短さの中に、人間の尊厳と暴力、愛と喪失が、容赦なく詰め込まれているんです。
銃声が響く世界で、誰かが誰かを守ろうとする。その行為が正しいのか間違っているのか、読み終えても答えは出ない。ただ、登場人物たちが必死に生きた痕だけが、胸に残るんですよ。
社会問題を正面から描く高橋ツトムの筆致は、美化も説教もしない。ただ「こういう人生を生きた人間がいた」という事実を、読者の前に突きつける。だからこそ、海を越えて評価されたんだと思います。
完結済み全3巻。一気に読めてしまう長さだからこそ、読後の余韻が長く続く作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『残響』は全何巻?
全3巻で完結済みです。