死神坊ちゃんと黒メイド』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

触れたものを即座に死に至らしめる呪いをかけられた貴族の少年「坊ちゃん」と、彼に仕える黒髪のメイド・アリスの奇妙な日常を描く。呪いゆえに人との接触を断たれた坊ちゃんに対し、アリスは何かにつけて距離を詰め、挑発的な言動で翻弄する。触れられない二人の、触れたい気持ちと触れてはならない制約が交錯する屋敷で、ささやかな事件と感情の揺れ動きが繰り返される……。

INOUE Koharuは本作で第24回手塚治虫文化賞新人賞を受賞し、2021年にはJ.C.STAFFによるアニメ化、翌年には実写映画化と、多方面に展開された。サンデーうぇぶりで2017年から2021年まで連載されたこのラブコメディは、触れられないという絶対的制約を軸に、甘さと切なさのバランスを保ちながら物語を紡ぐ。アリスの大胆な誘惑と坊ちゃんの生真面目な反応が生むユーモアは、単なる色気要員に留まらず、彼女の献身と孤独な少年への想いを浮き彫りにする。呪いの謎を巡るミステリー要素も丁寧に配置され、日常の積み重ねが物語全体の推進力となっている。

触れられない距離の中で育まれる感情は、どこまで深まり得るのか。既刊12巻、完結済みの全編を通して、その答えを見届けてください。

まだ読んでいないあなたへ

触れたものすべてを死なせてしまう呪いをかけられた貴族の少年と、その彼に仕えるメイドの物語なんです。

坊ちゃんは誰にも触れられない。握手も、肩を叩かれることも、ましてや抱きしめられることもできない。そんな彼の元に現れたのが、黒メイドのアリス。彼女は坊ちゃんの呪いを知りながら、それでもなお距離を詰めてくる。頬を寄せ、誘うように微笑み、触れられるかどうかギリギリの距離で坊ちゃんをからかうんです。坊ちゃんは動揺し、赤面し、それでも彼女を遠ざけることができない。なぜなら、触れられないはずの彼が、唯一「人の温もり」を感じられる相手だから。

この作品、一見すると甘いラブコメに見えるんですが、実は呪いの謎を追うミステリーの骨格を持っています。坊ちゃんの呪いは誰が、何のためにかけたのか。アリスはなぜこれほどまでに坊ちゃんに執着するのか。物語が進むにつれ、二人の過去と呪いの真相が少しずつ明かされていくんです。

そしてこの作品の何より素晴らしいのは、触れられないという絶望的な設定を、逆に二人の関係を深める装置にしている点なんですよ。視線、言葉、仕草、わずかな距離の変化。触れ合えないからこそ、それ以外のすべてが愛情表現になる。手を繋げない二人が、それでも互いを求め続ける姿に、胸が締め付けられるんです。

手塚治虫文化賞新人賞受賞、アニメ化に映画化までされた本作。既刊12巻で、呪いの謎も二人の関係も、確実に核心へと近づいています。

触れられない二人の、これ以上ないほど切なくて甘いラブストーリー。読み始めたら、きっとあなたも二人の行く末を見届けずにはいられなくなります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『死神坊ちゃんと黒メイド』は全何巻?

全12巻で完結済みです。