『死に戻り令嬢のルチェッタ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
令嬢ルチェッタは、何度も人生をやり直している。政略結婚の相手に殺され、目覚めれば幼少期に戻る。繰り返される死と再生の中で、彼女は家族との関係を見つめ直し、自分の人生を取り戻そうと動き出す。運命を変えるため、かつて冷たく接していた家族に歩み寄り、新たな選択を重ねていく……。
天乃忍が『LaLa』で2022年から連載する本作は、死に戻りというモチーフを少女漫画の文脈に落とし込んだ作品です。繰り返しのループものといえば、主人公が試行錯誤を重ねて完璧な結末を目指す物語が定番ですが、ここではむしろ「家族との関係を修復する過程」に重点が置かれている。政略結婚という枠組みの中で、令嬢が自分の意志で人生を選び取ろうとする姿勢が、物語に一貫した芯を与えています。天乃忍の作風である独特のキャラクター描写が、ルチェッタの心情の変化を丁寧に浮かび上がらせる。ファンタジー設定を活かしながら、少女漫画らしい感情のドラマが展開される構成です。
既刊5巻。死に戻りを重ねるたび、令嬢の選択は変わり、世界もまた違う色を見せます。彼女が掴む未来を、見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
死に戻りって、普通は「世界を救う」とか「復讐する」とかそういう方向に行くじゃないですか。
でもこの令嬢、何度死に戻っても「今度こそ幸せな家族になりたい」って、そこなんですよ。
ルチェッタが繰り返すのは壮大な冒険じゃなくて、政略結婚で結ばれた家族との日常なんです。前の人生で見逃してしまった父の本心、兄の優しさ、夫の孤独。死に戻るたびに少しずつ見えてくる、あの冷たいと思っていた家族の本当の姿。それがもう、切なくて温かくて、ページをめくる手が止まらないんです。
天乃忍が描く令嬢の表情が絶品でして。表向きは完璧なお嬢様の顔をしながら、心の中では「やばい、前回と同じ失敗しそう!」って焦ってる二重構造。このギャップがコメディとしても最高なんですけど、同時に家族との距離を測りかねている彼女の不器用さが伝わってきて、応援せずにはいられないんです。
政略結婚モノでありながら、ロマンスより先に家族の絆を描いてくるこの構成。誰かを愛する前に、まず自分が愛されていたことに気づいていく過程が、じんわりと胸に響くんですよ。
LaLa連載中、既刊5巻。まだ読んでないなら、今から追いかけるのに最高のタイミングです。
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よくある質問
『死に戻り令嬢のルチェッタ』は全何巻?
現在5巻まで刊行中です。