『死にたがりと雲雀』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
明治の世、ある旧華族の屋敷で暮らす少女・雲雀は、奇妙な「同居人」と日々を過ごしている。彼は死を望む青年で、雲雀の家族とは複雑な因縁で結ばれていた。過去の影が色濃く横たわる屋敷の中で、二人は互いの存在を通じて、生と死、家族の意味を問い直していく……。
山中ヒコは『月の光の下で』などで知られる作家で、歴史を舞台にした少女漫画において独自の立ち位置を築いてきた。ARIA新人賞を受賞した本作は、その代表作の一つと言える。緻密な描写と独特の世界観が持ち味であり、本作でもそれは遺憾なく発揮されている。明治という時代の空気を丁寧に紡ぎながら、家族の絆や過去との向き合い方といった普遍的なテーマを掘り下げていくのです。華やかな少女漫画の枠に収まらない重厚さがあり、歴史ものとしての読み応えもしっかりとある。
ARIA誌に連載され、既刊5巻で完結したこの物語。海外の少女漫画ファンからも支持を集めるだけの深みと静謐な美しさが詰まっています。明治の風と共に、忘れがたい読書体験がここにあります。
まだ読んでいないあなたへ
既刊5巻。
でも、一度読み始めたら最後まで手放せなくなる作品です。
舞台は歴史の中。ここで交わるのは、"死にたがり"と呼ばれる者と、雲雀という存在なんです。このタイトルの意味を知った瞬間、胸が締め付けられる思いがします。過去の影を引きずりながら生きる人々が、家族や絆というものの重さと温もりに翻弄されていく。それがどれほど切なく、同時にどれほど尊いものか、ページをめくるたびに突きつけられるんです。
山中ヒコの描く歴史は、教科書の中の出来事じゃありません。そこには確かに息をして、苦しんで、それでも誰かを想い続ける人間がいる。独特の世界観と緻密な描写が、まるで自分もその時代に立っているような錯覚を起こさせるんですよ。
「死にたがり」という言葉の裏に何があるのか。雲雀が象徴するものは何なのか。読み進めるほどに、この二つの存在が持つ意味の深さに気づかされていきます。
第1回ARIA新人賞を受賞した山中ヒコが、その後も歴史を舞台にした作品を描き続けているのには理由があります。過去という器の中でしか描けない、人間の本質があるから。この作品は、その本質を真正面から描き切った傑作なんです。
海外の読者も魅了された、この物語の力。あなたにもぜひ体感してほしいんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『死にたがりと雲雀』は全何巻?
全5巻で完結済みです。