欠けた月とドーナッツ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

ひとつ屋根の下で暮らす、ふたりの女性。ひなこは洋菓子店で働く明るく前向きな性格の持ち主で、朝日はアパレル業界に身を置く寡黙でクールな女性。生活リズムも仕事のスタイルもまるで異なるふたりが、ルームシェアという形で日常を共にしていく。職場での葛藤、キャリアへの不安、人間関係の機微。そんな等身大の悩みを抱えながら、ふたりはゆっくりと互いの存在を必要としていく……。

宇水しおが「Comic Yuri Hime」に連載し、第1回百合姫コミック大賞を受賞した本作は、百合というジャンルの可能性を静かに、しかし確実に拡張した作品です。派手な事件も劇的な告白もない。あるのは、洗濯物を干す朝、疲れて帰る夜、休日のコーヒーとドーナツ。そうした日常の断片を丁寧に積み重ねることで、ふたりの関係が少しずつ、しかし後戻りできないほど深まっていく様を描き出している。繊細な感情描写と、ファッションや菓子作りといった仕事への真摯な眼差しが、キャラクターたちに確かな厚みを与えています。職場という現実、自己成長という課題、そして友情と恋愛の境界線。それらすべてが絡み合いながら、ひなこと朝日の物語は前に進んでいく。

既刊4巻。大人の百合を求める読者にとって、これ以上ない選択肢です。

まだ読んでいないあなたへ

第1回百合姫コミック大賞、大賞受賞作。

職場で出会った二人の女性が、互いに惹かれ合いながらも、簡単には近づけない。その距離感を描く筆致が、驚くほど繊細なんです。好きという感情を自覚した瞬間の戸惑い、相手の何気ない一言に揺れる心、言葉にならない想いを飲み込む表情。宇水しおという作家は、恋する人間の内側で起きている微細な変化を、コマの隅々まで使って丁寧に映し出します。

ファッション業界を舞台に、仕事に向き合う姿勢も真摯に描かれています。夢を追いかける中で、自分の居場所を探す葛藤。職場という公の空間で芽生えた私的な感情をどう扱うのか。大人だからこそ抱える複雑さが、この作品には詰まっているんです。

恋愛だけでなく、友情や自己成長の物語としても読めます。登場人物たちが互いに支え合い、時に傷つけ合いながら、少しずつ前に進んでいく様子には、胸を打たれるものがあります。

既刊4巻。一度読み始めたら、二人の関係がどう変化していくのか、目が離せなくなります。丁寧に積み重ねられた感情の機微を、ぜひあなた自身の目で確かめてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『欠けた月とドーナッツ』は全何巻?

全4巻で完結済みです。