『機動旅団八福神』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
西暦2070年、地球上のあらゆる戦争が終結し、国家という概念は消滅した。しかし平和の名のもとに誕生した世界政府は、軍事力を独占し、反体制勢力を容赦なく排除する。その鉄槌を担うのが、最新鋭の人型兵器を駆る特殊部隊「八福神」だ。彼らは命令に従い、戦場を駆ける。だが、殺戮の果てに待つものは何か……。
福島聡史の代表作にして、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作である本作は、平和という理想が孕む暴力性を正面から問う。Comic Beamという青年誌の土壌で育まれたこの作品は、メカアクションの快楽と、戦争の本質を描く冷徹な視線を両立させた。軍国主義と平和主義という相反する概念が交錯する未来社会で、個性を持つ兵士たちが直面する矛盾は、読者に容易な答えを与えない。福島の筆致は、派手な戦闘シーンの裏側で常に「正義とは何か」を問い続けるのです。
既刊10巻。海外でも高い評価を受け、特にアメリカのSFファンに支持されたこの作品は、日本のメカ漫画が到達した一つの極点と言えるでしょう。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この一文だけで、ただのロボット漫画じゃないことが分かるはずです。福島聡が描き出すのは、戦争という極限状態に放り込まれた人間たちの、あまりにも生々しい葛藤なんですよ。
舞台は未来。兵器として機能する人型機械が存在する世界で、戦争に巻き込まれていく若者たちの物語が始まります。でもこの作品、メカのカッコよさを見せつけるための戦闘シーンじゃないんです。描かれるのは、暴力の前で揺らぐ個人の尊厳。軍国主義と平和主義が真正面からぶつかり合う、答えのない問いかけ。
読んでいると息が詰まるほど重い場面が続くんですが、だからこそ一人ひとりのキャラクターが命を持って立ち上がってくるんです。彼らは正義のために戦っているわけじゃない。ただ、自分の信じた道を進もうとしているだけ。その不器用さが、痛いくらいに胸に刺さります。
アメリカをはじめ世界各国で翻訳され、サイエンスフィクションファンからも評価されているのは、この作品が単なる戦争批判でも、メカアクションでもないから。人間の本質に迫る普遍的な問いを、SFという装置を使って描き切っているんです。
既刊10巻。2000年代のComic Beamで連載された、知る人ぞ知る傑作。「戦争とは何か」という問いに、あなた自身の答えを探しながら読んでほしい作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『機動旅団八福神』は全何巻?
全10巻で完結済みです。