椿町ロンリープラネット』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

家を失った女子高生・ふみが転がり込んだ先は、小説家・暁の豪邸。だが彼が提示した同居の条件は、家政婦として働くこと。45歳の偏屈な作家と、家事も恋愛も未経験の16歳。年齢差29歳。世間の常識から大きく外れた二人の奇妙な共同生活が、ここから始まる……。

山森ミカの代表作であり、2013年から『マーガレット』誌上で5年にわたって連載された本作は、第38回講談社漫画賞少女部門を受賞している。年の差恋愛という古典的なモチーフを、「家政婦」という労働関係と金銭問題で再構築した点が本作の特異性だ。借金を抱えた少女が、家という居場所と引き換えに他人の生活に入り込む。これは依存でも庇護でもなく、対等な契約である。ロマンスの芽生えを焦らず描く一方で、二人の力関係の変化を丁寧に追う構成は、少女漫画の王道を踏襲しつつ現代的な読み応えを持たせている。2016年には実写映画化もされ、英語版はYen Pressから刊行されるなど、国内外で幅広く支持された作品だ。

既刊14巻。少女の成長と、閉ざされた男の心が開かれていく過程を、時間をかけて見届けてください。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞、実写映画化、そして海外でも出版された作品なんです。

16歳の女子高生が、小説家の男性の家で家政婦として働くことになる——この設定だけ聞くと「よくある話」に思えるかもしれません。でも、ここから始まる物語は、甘ったるい恋愛でも、ドキドキだけのシンデレラストーリーでもないんです。父親の借金を背負った少女が、生きるために必死に家事をして、自分の居場所を守ろうとする。そんな切実さと、年齢も立場も違う二人が少しずつ距離を縮めていく繊細さが、この作品の本質なんですよ。

山森ミカが描くのは、誰かと暮らすことのリアルです。料理を作る、掃除をする、洗濯物を干す。そういう日常の積み重ねの中に、人と人が心を通わせていく瞬間がある。派手な展開じゃなくて、静かに、でも確実に二人の関係が変わっていく。その描き方が、驚くほど丁寧で温かいんです。

金銭問題や年齢差といった現実的な障壁も、けっしてドラマのための装置じゃなく、ちゃんと物語の核として機能している。だからこそ、読み終わったときに残るのは「キュンとした」だけじゃなくて、「人が人を大切に想うってこういうことなんだ」という、もっと深い何かなんです。

全14巻、じっくり時間をかけて二人の物語を見届けてください。これは、焦らないからこそ心に染みる、本物のラブストーリーです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『椿町ロンリープラネット』は全何巻?

全14巻で完結済みです。