植物病理学は明日の君を願う』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

植物病理学——作物の病気を診断し、治療する学問だ。その専門家が事件の謎を解く。『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の本作は、植物の異変から人間の犯罪を暴く、異色のクライムサスペンスである。主人公は植物病理学者。畑や果樹園で起きる不可解な現象を科学の目で読み解き、そこに隠された人為的な悪意を見抜いていく……。

著者の竹良実は『辺獄のシュヴェスタ』で中世の修道院という閉鎖空間を舞台にした重厚な人間ドラマを描いてきた作家だ。本作でもその構築力は健在で、一般にはなじみの薄い植物病理学という専門領域を物語の核に据えながら、読者を置き去りにしない。病原菌の種類、感染経路、発症のメカニズム——これらの知識が謎解きの鍵となり、ミステリーとしての説得力を生む。東京農業大学の学園祭で展示が行われるなど、専門家からも注目される作品です。農業という生活基盤を脅かす犯罪は、派手な殺人事件とは異なる静かな恐怖を孕んでいる。

既刊7巻。植物を通して人間の悪意を追う、誰も描かなかった領域のサスペンスを目撃してください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊7巻。

この地味なタイトルに、今まで見たことのないミステリーが詰まっているんです。

植物病理学。農作物の病気を診断し、その原因を突き止める学問。それが、人の悪意や欲望を暴く武器になる。枯れた稲、変色した葉、異常な斑点。現場に残されたわずかな痕跡から、加害者の手口と動機を読み解いていく。CSIでも探偵でもない、植物を診る専門家が主人公のクライムサスペンスなんです。

「ビッグコミックスピリッツ」連載。『辺獄のシュヴェスタ』の竹良実が描く、静かで緊張感のある筆致。派手なアクションはありません。でも、顕微鏡を覗く瞳、試験管を傾ける手つき、データを前に眉をひそめる表情。その一つひとつが、真相へ迫る切実さを伝えてくるんです。

東京農業大学の学園祭で展示されるほど、この作品は専門家からも注目されています。フィクションなのに、植物病理学という学問の本質をきちんと捉えているから。知識が武器になる瞬間の興奮を、ここまで説得力を持って描いた作品は他にないんですよ。

農業、犯罪、科学。全く交わらないはずの要素が、一本の線で繋がっていく快感。これ、本当に新しいミステリーです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『植物病理学は明日の君を願う』は全何巻?

現在7巻まで刊行中です。