東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

かつて「大麻王」と呼ばれた男がいた。東京の一角が大麻特区として合法化された世界で、彼は巨万の富を築き上げた。だが栄華は長く続かない。法改正、裏切り、そして家族の崩壊。すべてを失った男が、もう一度這い上がろうとするとき、待ち受けるのは新たな敵か、それとも……。

稲井雄人は『WeTuber おっさんと男子高校生で動画の頂点狙ってみた』で異色のバディものを描き、『残照の帝國』では歴史大河に挑んだ作家だ。本作『東京カンナビス特区』は、その振り幅の大きさを改めて証明する一作である。大麻合法化という設定は単なるギミックではなく、欲望と倫理が交錯する場として機能している。稲井が描くのは、犯罪でも家族でもなく、その境界線上で揺れる人間の業です。Comic Zenonという媒体の懐の深さも、この題材を世に出すうえで大きな意味を持っている。

既刊10巻、まだ物語は動き続けている。禁断の果実を巡る人間ドラマ、ここにあります。

まだ読んでいないあなたへ

既刊10巻。

今、青年誌で最も危険な領域に踏み込んでいる作品です。

タイトルを見て「また際物か」と思ったあなた、まさにその反応こそが作者の狙いなんです。『WeTuber』『残照の帝國』で多様なテーマを描いてきた稲井雄人が、2022年からComic Zenonで連載しているこの作品は、センセーショナルな題材の向こう側にある「家族」と「犯罪」の本質を、容赦なく抉り出してくるんですよ。

大麻王と呼ばれた男。その二つ名が指し示す過去と、彼を取り巻く人間関係が、読み進めるほどに複雑に絡み合っていきます。犯罪をテーマにしながら、単純な善悪論では片付けられない。家族という最も近い他人との距離感が、ページをめくる指を止めさせてくれないんです。

青年誌だからこそ描ける踏み込み方で、社会の裏側と人間の本音が剥き出しになっていく。綺麗事では済まされない選択を迫られたとき、あなたならどうするのか。

稲井雄人が投げかけるこの問いは、読後もずっと胸に刺さり続けます。既に10巻積み重なったこの物語、今から追いかける価値は十分にあるんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男』は全何巻?

現在10巻まで刊行中です。