『木根さんの1人でキネマ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
木根さんは映画が好きだ。ひとりで映画館に通い、ひとりで作品について語り、ひとりで感動する。周囲の目を気にすることなく、ただ純粋に映画と向き合う日常。彼女にとって映画館は、誰にも邪魔されない至福の時間が流れる場所なのだ。
アサイが2015年から「ヤングアニマルDensi」で連載を続ける本作は、既刊11巻を数える映画愛に満ちたコメディです。映画をテーマにした作品を多く手がける作者ならではの視点が光り、劇場という空間で起こる些細な出来事を丁寧に掬い上げる。ひとり映画鑑賞という行為を通じて、孤独と自由、そして自己表現のあり方を描く作風は、青年誌の中でも独自の立ち位置を確立しています。映画ファンなら思わず膝を打つ細部の描写、そうでない読者にも伝わる普遍的な人間観察の視線が同居している点が巧みです。
台湾でも翻訳版が出版され、海外でも支持を集めるこの作品。映画館という聖域で、木根さんはきょうも自由を謳歌しています。
まだ読んでいないあなたへ
映画館で1人、隣の席が空いているのを確認してからそっと座る。
その気持ち、わかりますか?
木根さんは、映画が好きで好きでたまらないのに、誰かと一緒に観ることができないんです。なぜなら、映画を観ている最中に声が出ちゃうから。「うわっ」「マジか!」って、思わず反応しちゃう。我慢できない。それが恥ずかしくて、いつも1人で映画館に通っているんです。
でも、この作品が描くのは「寂しい映画オタクの日常」なんかじゃありません。木根さんが劇場の暗闇で思わず声を漏らす瞬間、それは映画への純粋な愛が溢れ出している瞬間なんです。好きなものを前にして感情を抑えきれない、その姿がどれだけ尊いか。読んでいるうちに気づかされます。
2015年から連載中で既刊11巻。アサイさんが描く映画愛は、映画通じゃなくても心に刺さります。むしろ「何かを本気で好きになったことがある人」なら誰でも、木根さんの反応する姿に自分を重ねてしまうはずです。
1人で何かを楽しむことは、決して孤独じゃない。自分の「好き」に正直でいることの豊かさを、この作品は静かに、でも確かに教えてくれるんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『木根さんの1人でキネマ』は全何巻?
現在11巻まで刊行中です。