『月影ベイベ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
転校生の円は、転入先の高校で出会った謎めいた少女・まひるに惹かれていく。彼女が舞うのは、地域に伝わる伝統舞踊。その優美な所作の裏に、まひるは何を隠しているのか……。
小玉ユキが「Flowers」で2008年から2017年まで描いた本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。地方都市の高校を舞台に、伝統舞踊という題材を通して少女たちの関係性を丹念に描き出した作品です。小玉ユキの作画は、繊細な線と独特の空気感で人物の内面を浮かび上がらせる。伝統芸能を扱いながら、その背後にある人間関係や秘密に焦点を当てる構成は、青春ものとしても、文化を描く物語としても深みがある。富山県のマンガランキングで3位を記録したのは、地域の文化や風土を丁寧にすくい取った証左だろう。
既刊9巻。女性誌ならではの繊細な心理描写と、伝統という重みを背負った少女たちの青春が交錯します。一度手に取れば、その静謐な世界に引き込まれるはずです。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。
富山の山間に伝わる伝統舞踊を、知らない街で、誰にも言えずに踊り続ける少女がいるんです。転校生の彼女が抱える「秘密」は、なぜ明かせないのか。なぜそこまでして踊るのか。その答えが、ページをめくるたびに少しずつ、でも確実に、あなたの胸に迫ってくるんですよ。
小玉ユキが描くのは、キラキラした青春じゃない。誰もが抱える小さな痛みと、それでも前を向こうとする不器用な強さなんです。月明かりの下で舞う姿と、教室で見せる普通の顔。その二つの間で揺れる彼女を見ていると、自分の中にある「誰にも見せていない部分」が震えるような感覚になります。
人間関係の機微を、これほど繊細に掬い取れる作家はそういない。セリフにならない感情が、表情の影に、仕草の端に、静かに宿っているんです。だから登場人物たちが本物の人間に見えてくる。彼らの痛みも、迷いも、ぎこちない優しさも、全部が嘘じゃないって信じられるんですよ。
既刊9巻。一度手に取ったら、最後まで追わずにはいられなくなる作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『月影ベイベ』は全何巻?
全9巻で完結済みです。