月光条例』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

月が青く輝く夜、昔話の世界が狂い始める。『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎が週刊少年サンデーで2006年から2010年まで連載した本作は、誰もが知る童話や神話のキャラクターたちが実在し、月打(つきうち)という謎の力によって本来の物語を忘れ、狂暴化するという設定で幕を開ける。主人公は月光条例と呼ばれる掟に従い、"月の刃"を手に狂った昔話の世界を正しい結末へと導く戦いに身を投じてゆく……。

藤田和日郎作品の特徴である、熱さと情念を帯びた画面構成と、一見荒唐無稽に思える設定を強靱な物語の筋で支える手腕は、本作でも健在です。童話・神話という既知の物語を"狂った世界"として再構成することで、読者はあらかじめ知っている物語の枠組みを裏切られる快感と、正しい結末へと導かれる安心感を同時に味わうことになります。第52回小学館漫画賞少年部門受賞という評価も、この構造的な妙味と王道の熱量が評価されたものでしょう。既刊29巻という分量の中で、複数の昔話世界を横断しながら物語は展開し、戦いと成長のドラマが重ねられてゆきます。

藤田和日郎の作品世界に触れたことがある読者なら、本作もまた期待を裏切らない熱量と構成力で迎えてくれるはずです。

まだ読んでいないあなたへ

『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎が、全29巻で描き切った冒険譚があるんです。

月光条例——それは、物語の中で生きるキャラクターたちを縛る絶対のルール。桃太郎は鬼退治をし、かぐや姫は月へ帰る。決められた筋書きから外れることは、誰にも許されない。だけど、もしそのルールが狂い始めたら? 白雪姫が毒リンゴを食べずに暴走し、浦島太郎が竜宮城で記憶を失ったら、物語はどうなる?

主人公の岩崎月光は、そんな「狂った物語」を元に戻すために戦う少年なんです。童話や昔話のキャゴたちが暴走する世界で、彼らを救うために拳を握る。藤田作品を知る人ならピンと来るはず——ここには、あの熱さがある。仲間を守るために己を削る覚悟、理不尽な運命に立ち向かう意志、そして「物語とは何か」を問い続ける真摯さが。

週刊少年サンデーで4年間連載され、小学館漫画賞まで受賞した作品です。アニメ化も映画化もされながら、なぜか今「隠れた名作」になっている。でも読めば分かります。藤田和日郎というクリエイターが、誰もが知る物語を題材に、どれほど本気で「人間とは」「生きるとは」を描いたか。

既刊29巻。一気読みしてください。最終話まで、熱は冷めませんから。

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よくある質問

『月光条例』は全何巻?

全29巻で完結済みです。