『暁のヨナ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
高華王国の姫・ヨナは、幼馴染スウォンへの恋心を胸に、平穏な宮廷生活を送っていた。しかし十六歳の誕生日、目の前で父王が殺される。実行犯は、誰あろう、そのスウォンだった。護衛のハクに連れられ、命からがら城を脱出したヨナは、追手から逃れながら旅に出る。王女として守られるだけだった少女が、裏切りと喪失を経て、自ら剣を取り、仲間を集め、国の在り方そのものと向き合っていく……。
草凪みずほは本作で第35回白泉社アテナ新人大賞を受賞し、『花とゆめ』で2009年から連載を開始した。少女漫画の王道たるファンタジーロマンスの枠組みを借りながら、そこに政治劇と成長譚を巧みに織り込んでいる点が秀逸です。ヨナは泣き虫の姫から、徐々に自分の足で立つ人物へと変わっていく。その過程で、四龍の戦士たちをはじめとする個性豊かな仲間が加わり、物語は単なる復讐劇ではなく、国と民を救う壮大な旅へと広がっていきます。裏切り者スウォンもまた、単純な悪役ではない複雑な立場にあり、読者は誰を応援すればいいのか揺さぶられ続ける。既刊45巻という長編ながら、北米Viz Mediaからも英語版が刊行され、2014年にはぴえろ制作でアニメ化もされました。
少女漫画の美しい絵柄と、骨太な群像劇が両立した傑作です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊45巻。
この数字が物語るのは、読者が15年間離れられなかった「何か」なんです。
16歳の誕生日、父である国王が殺され、最愛の幼馴染がその凶器を握っていた。城を追われた王女ヨナが、たった一人の護衛とともに国を逃げ延びるところから物語は始まります。でもこれ、よくある復讐譚じゃないんです。温室育ちだったヨナが、生き延びるために弓を握り、仲間を得て、やがて自分の足で立つ──その変化の描き方が、驚くほど丁寧で容赦ない。
「守られる存在」から「誰かを守る存在」へ。彼女が一歩ずつ強くなっていく過程で、読んでいるこちらも何かが変わっていくんです。伝説に導かれて集まる四人の龍の戦士たち、それぞれ背負った過去と孤独。ヨナを中心に結ばれていく絆が、戦闘シーンの迫力以上に胸を熱くさせます。
そして何より、裏切った幼馴染との関係。憎むべきなのか、まだ何かが残っているのか──その答えが簡単に出ないからこそ、読者は45巻分ページをめくり続けてきたんです。恋と友情と憎しみが絡み合って、一言では説明できない感情が渦巻いている。
少女漫画の枠に収まらない冒険活劇。でも確かに、少女漫画でしか描けない繊細さがある。その両立を、この作品は完璧にやってのけています。1巻を開いた瞬間から、あなたもヨナと一緒に旅に出ることになりますよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『暁のヨナ』は全何巻?
現在45巻まで刊行中です。