『星屑ニーナ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
舞台は遠い未来。ある惑星で暮らす少女ニーナと、彼女を取り巻く人々の日常が、静かに、しかし確かな温度をもって描かれる。劇的な事件が連続するわけではない。ただそこにあるのは、誰かと過ごす時間の積み重ねと、ゆっくりと移ろいゆく関係性。SF的な舞台設定を纏いながら、本作が見つめるのは普遍的な人間の姿だ。
福島聡は『光の鳥』で既にその手腕を示していた作家である。本作『星屑ニーナ』もまた、彼の作家性が色濃く反映された一作だ。派手な展開やわかりやすいカタルシスに頼らず、繊細な心情描写と静謐な空気感で物語を紡ぐ。第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞したことが示すように、その表現は高く評価されています。Fellows!誌という青年向けの場で連載されたこともあり、読者に求められるのは物語に身を委ねる忍耐と感受性でしょう。
既刊4巻。未来という設定でありながら、そこに描かれるのは今を生きる私たちと地続きの感情です。急がず、静かに、この作品世界に浸ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭新人賞。
この一文だけで、ただの漫画じゃないことが分かるんです。
『光の鳥』で鮮烈なデビューを飾った福島聡が、2009年から2011年にかけてFellows!で描いた全4巻の作品。タイトルに「星屑」と付いているのに、これは宇宙の彼方を描いた冒険譚じゃありません。未来社会を舞台に、ひとりの人間の成長と、周囲との関係の変化を丁寧に積み重ねていく、静かで強いドラマなんです。
SF設定は舞台装置として機能しながら、本当に描かれるのは「今ここにいる私たち」と地続きの感情。ニーナという名前の主人公が、何かを選び、何かを諦め、誰かと出会い、誰かと別れていく。その一連の流れが、どこまでも繊細で、どこまでも痛い。
全4巻という長さが絶妙なんですよ。冗長にならず、駆け足にもならず、必要なものだけが過不足なく詰まっている。読み終えた後に残るのは、派手なカタルシスじゃなくて、自分の人生について考えずにはいられなくなる静かな余韻なんです。
福島聡の世界観は、読む人を選ぶかもしれない。でも、一度その世界に足を踏み入れたら、簡単には抜け出せなくなる。それだけの引力を持った作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『星屑ニーナ』は全何巻?
全4巻で完結済みです。