『日に流れて橋に行く』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
京都・嵐山の料理旅館。長年その味を守ってきた女将が亡くなり、遺された家族は喪失と再生の狭間に立たされる。跡を継ぐ者、離れていった者、支える者。伝統という名の重荷を背負いながら、それでも人は日々を生きていく……。
『愛の言葉はひとつだけ』『君と僕の間に』で繊細な人間模様を描いてきた日高ショーコが、Youで連載する本作は、家業を軸にした家族再生の物語です。料理旅館という舞台設定が秀逸で、客を迎える「表」の顔と、家族の葛藤が渦巻く「裏」の対比が作品全体に緊張感を生んでいる。第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、英語版も刊行されるなど国内外で評価されているのは、この普遍的なテーマを扱う手腕の確かさゆえでしょう。伝統を守ることの重さと、個人の人生の選択。その間で揺れる登場人物たちの姿は、どの家族にも通じる痛みを宿している。
既刊11巻、連載は現在も続いています。流れる日々の中で、人はどこへ向かうのか。その答えを静かに見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この賞がどれほど重いか、知っていますか。審査員が選ぶ本物の作品に贈られる、日本のマンガ界で最も権威ある賞のひとつなんです。その大賞を受賞したこの作品、タイトルからして何かただならぬ空気を纏っているでしょう。「日に流れて橋に行く」——読む前は意味が掴めないこの言葉が、読み終わる頃には胸に深く刻まれているんです。
舞台は、代々続く老舗の家。そこで暮らす人々の日常を、日高ショーコが恐ろしいほど繊細な筆致で描き出していきます。何気ない会話、視線の交わし方、間の取り方。一コマ一コマに宿る空気の質感が、読んでいるあなたをその場所に立たせるんです。
家族の物語であり、伝統を守り継ぐ人々の物語であり、そして静かに芽生える恋の物語でもあります。派手な展開はありません。でも、ページをめくるたびに、登場人物たちの呼吸が聞こえてくるような錯覚に陥るんです。彼らが抱える葛藤、迷い、決意——それらが積み重なって、やがて大きな感動へと変わっていく。
既刊11巻、連載中。海外でも英語版が出版され、国境を越えて読まれている理由が読めば分かります。これは、時間をかけてゆっくり味わうべき作品なんです。一気読みもいいけれど、一巻ずつ噛みしめるように読んでほしい。そうすれば、このタイトルに込められた意味が、あなたの心にも静かに橋を架けるはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『日に流れて橋に行く』は全何巻?
現在11巻まで刊行中です。