『日々蝶々』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
極度の人見知りで、クラスの誰とも目を合わせられない少女・すいれん。ある日、学園一のモテ男子・川澄に声をかけられたことから、二人の不器用な恋が動き出す。無表情で無口なすいれんと、女性慣れしているように見えて実は純情な川澄。正反対に見える二人だが、互いの内側にある静かな想いに気づき始める……。
森下すうの代表作であり、講談社漫画賞少女部門を受賞した本作は、「マーガレット」で2011年から2014年まで連載された。既刊12巻。少女漫画の王道である学園恋愛を扱いながら、ありがちな設定に収まらない独自性を持っています。主人公が「内気」を通り越して「無表情・無口」という、少女漫画としては異例のキャラクター造形。それでいて読者が共感できるのは、すいれんの心の動きを繊細に描き出す作者の筆力によるものです。相手役の川澄も、単なるイケメンではなく、女性慣れしていないという設定が効いている。二人のすれ違いと歩み寄りは、派手な展開ではなく日常の小さな積み重ねで描かれ、それが作品のタイトル「日々蝶々」という言葉に集約されています。
2016年には映画化され、英語圏ではViz Mediaから、台湾や韓国でも翻訳版が出版されるなど、国際的な支持を得ています。静かだけれど確かに動いていく恋の物語を、ぜひ体験してください。
まだ読んでいないあなたへ
講談社漫画賞受賞、既刊12巻。
話せない女の子と、女性と目も合わせられない男の子の恋なんです。主人公は極度の人見知りで、クラスメイトと会話すらできない。彼はクールを装っているけれど、実は女性の前だと固まってしまう。こんな二人が出会ったとき、言葉にならない感情はどう伝わっていくのか。
普通の恋愛漫画なら、誰かが一歩踏み出して物語が動くんです。でもこの作品は違う。二人とも踏み出せない。だからこそ、視線一つ、指先が触れる一瞬、廊下ですれ違う数秒が、これ以上ないほど大きな意味を持つんですよ。読んでいて息が詰まるような、でも目が離せない緊張感がずっと続く。
無表情な彼女の心の中で何が起きているのか。冷静を装う彼の胸の内はどうなっているのか。二人の内面を行き来しながら読むと、表面だけ見ていたら絶対に気づけない感情の動きが見えてくるんです。これが恐ろしいほど繊細で、ページをめくる手が震える。
日常のささやかな場面が、二人にとっては世界が変わるほどの出来事になる。学園という舞台で、こんなに静かで、こんなに激しい物語が描けるのか。森下すうの筆は、言葉にならない想いを、言葉以上に雄弁に伝えてくれます。
映画化もされた本作、まずは1巻を手に取ってください。きっと、あなたも二人の不器用な距離の縮め方に、心を掴まれるはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『日々蝶々』は全何巻?
全12巻で完結済みです。