『放課後のカリスマ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
聖クレオパトラ学園。この全寮制学校に集うのは、歴史に名を残した偉人たちのクローンである。キュリー、ナポレオン、ヒトラー、モーツァルト——彼らはかつての「原本」と同じ遺伝子を持ちながら、現代社会で青春を生きている。だが主人公・近藤周一は違う。彼は普通の人間だった。偶然この学園に編入した周一は、やがて自分自身の出自に関わる衝撃の真実へと向き合うことになる……。
小学館『IKKI』が生んだこの異色作は、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に輝いている。「クローン」という設定を単なるSF装置に終わらせず、偉人の名を背負わされた少年少女たちの葛藤を通して、「自分とは何か」という根源的な問いを突きつける。末永亜三が描くのは、遺伝子が運命を決めるのか、それとも自らの意志で未来を選べるのかという、極めて現代的な実存のドラマです。歴史上の人物の名を冠しながらも、彼らは決して記号ではなく、生々しい感情を持った一人の人間として息づいている。
既刊12巻。「偉人のコピー」として生まれた者たちが、自分自身の人生を獲得しようともがく姿を、ぜひ見届けてください。
まだ読んでいないあなたへ
自分が誰かのコピーだと知ったら、あなたはどう生きますか。
「放課後のカリスマ」は、歴史的偉人のクローンばかりが集められた学園を舞台にした物語なんです。ナポレオン、マリー・キュリー、フロイト——彼らの遺伝子を受け継いだ生徒たちは、オリジナルと同じ「運命」を辿ることを期待され、学園という檻の中で育てられている。その中に、唯一のクローンではない主人公が紛れ込むところから、この異様な日常が動き出すんです。
恐ろしいのは、設定の奇抜さではなく、そこで問われる問いの重さなんですよ。「偉大な誰か」として生きることを求められる少年少女たちの葛藤が、読んでいるこちらの胸に突き刺さってくる。自分の人生は本当に自分のものなのか。親や社会の期待に応えることが、生きる意味なのか——そんな誰もが心のどこかで抱えている問いを、この作品は「クローン」という極限の設定で突きつけてくるんです。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した本作は、ミステリーとしての構成も見事で、学園に隠された真実が少しずつ明らかになっていく過程から目が離せません。末永亜三の静謐な画面構成と、心理描写の深さが、読後にずっしりとした読み応えを残します。
既刊12巻。一気読みすると、最後のページを閉じたとき、鏡に映る自分の顔をじっと見つめてしまうはずです。
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よくある質問
『放課後のカリスマ』は全何巻?
全12巻で完結済みです。