戦隊大失格』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

正義の戦隊ヒーローが世界を守る——その「敵」である怪人側の一員として日々倒され続ける主人公の物語だ。彼が所属する悪の組織は、実は13年前にすでに壊滅している。だが、戦隊側は世界平和の象徴として「正義の戦い」を演出し続けており、怪人たちは毎週やられ役を演じさせられているのである。不死身の体を持つがゆえに何度倒されても蘇り、延々と敗北を繰り返す——そんな理不尽な日常に、主人公はついに反旗を翻す。

春場ねぎといえば『五等分の花嫁』でラブコメ界に旋風を巻き起こした作家だが、本作はその作風から一転、戦隊モノというフォーマットを「敗者」の視点から再構築した意欲作です。正義と悪という二項対立を、支配構造として捉え直すアプローチは斬新で、勧善懲悪の裏側にある権力装置を容赦なく暴いていく。週刊少年マガジン連載ということもあり、少年漫画らしいアクションの爽快感を保ちながら、シニカルな視線を失わないバランス感覚が光る。既刊21巻を数え、2024年にはアニメ化も果たした本作は、すでにジャンルの新定番としての地位を確立しつつあります。

「やられ役」が主人公の物語など、いくらでもありそうでいて、ここまで徹底したものは珍しい。正義の仮面を剥ぎ取る痛快さを、ぜひ味わってください。

まだ読んでいないあなたへ

『五等分の花嫁』のヒットメーカーが、戦隊ヒーローの世界を真っ向から裏切る物語を描き始めたんです。

正義の戦隊が地球を守る。その裏側で、何度倒されても蘇らされる怪人たちがいる。彼らは何のために戦わされているのか。誰も疑問に思わなかった「当たり前」の裏に、春場ねぎは容赦なくメスを入れます。主人公は怪人側。しかも、この茶番から抜け出すために戦隊を内側から崩そうとする。週刊少年マガジンで連載開始から3年、既刊21巻を重ねる本作は、もはや単なる「逆転の発想」を超えているんですよ。

戦隊ヒーローものの文法を知り尽くした上で、その全てを武器にしてくる。華やかなポーズの裏で何が起きているのか。圧倒的な力を持つ「正義」は、本当に正義なのか。読み進めるほど、子供の頃に憧れた世界が別の顔を見せ始める。

アニメ化され、北米では『Go! Go! Loser Ranger!』のタイトルで刊行中。言語の壁を越えて支持されているのは、この作品が普遍的な問いを突きつけているからなんです。

「勧善懲悪」という言葉が、これほど不穏に響く漫画はありません。既刊21巻、今から追いかけるのに遅すぎることはない。いや、むしろ今だからこそ読むべき一作です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『戦隊大失格』は全何巻?

現在21巻まで刊行中です。