恋せよまやかし天使ども』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

誰もが「理想の自分」を演じている学園で、少女たちの本音と建前が交錯する。外面と内面のギャップを抱えた登場人物たちが織りなす恋愛模様は、甘さだけでなく痛みも孕んでいる。偽りの自分を演じ続けることの息苦しさと、それでも誰かに好かれたいという願望——この作品が描くのは、現代の若者が抱える普遍的な葛藤だ。

卯月ココは『ほてりほてってファーストキス』で見せた、キャラクターの内面を丁寧に掘り下げる手腕をここでも存分に発揮している。本作の魅力は、恋愛というフォーマットを借りながら「自己表現」の難しさを真正面から描いている点にあります。少女漫画の王道である学園ロマンスの枠組みに、SNS時代特有の「見せたい自分」と「本当の自分」の乖離というテーマを巧みに組み込んでいる。Dessert誌の読者層にとって身近な悩みを、コメディのテンポで軽やかに、しかし本質的には重く扱うバランス感覚が秀逸だ。第49回講談社漫画賞少女部門受賞という評価も、この作品が単なる恋愛劇に留まらない深度を持つことの証左でしょう。

既刊6巻、台湾・中国本土でも翻訳されるなど、国境を越えて共感を集める本作。誰もが心に「まやかしの天使」を飼っている今だからこそ、読むべき一作です。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞。

既刊6巻。

学校で「いい子」「明るい子」を演じてる人、いますよね。本当の自分を隠して、相手が求める顔を見せてしまう。そういう器用な子たちが、恋をしたとき何が起きるか――それがこの物語なんです。

主人公たちは天使みたいに見えて、実は全員がまやかしを抱えてる。誰かに好かれたくて、嫌われたくなくて、本音を飲み込んで笑ってる。でも恋って、そういう「演技」が一番通用しない相手に落ちるんですよ。好きな人の前でだけ、うまく笑えなくなる。計算が狂う。ボロが出そうになる。

卯月ココ先生の描く恋は、甘いだけじゃないんです。好きだからこそ怖くて、素直になれない瞬間を、嘘みたいに解像度高く切り取ってくる。キャラクターの表情がたまらなくて、何度も同じページに戻ってしまう。「わかる」と「痛い」が同時に来るんですよね。

デビューから4年目で講談社漫画賞を受賞した実力、本物です。台湾・中国でも翻訳されて、国境越えて10代の心を掴んでる。

偽らなきゃ生きていけないと思ってる人ほど、読んでほしい作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『恋せよまやかし天使ども』は全何巻?

現在6巻まで刊行中です。