微熱空間』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

親の再婚によって突然義理の兄妹となった二人の、微妙な距離感を描く日常劇。他人同士だった男女が「家族」という名のもとに同じ屋根の下で暮らし始めるとき、生まれるのは戸惑いか、それとも別の感情か。些細な会話、視線のやり場、互いへの気遣い——日々の何気ない瞬間に、言葉にならない「微熱」が漂っている……。

『ひだまりスケッチ』で柔らかな日常を紡いできた蒼樹うめが、白泉社「楽園 Le Paradis」誌上で挑むのは、義兄妹という関係性が孕む繊細な揺らぎです。血の繋がらない家族の曖昧さ、踏み込めない一線、それでいて確かに芽生える親密さ——この作家ならではの優しい筆致で、複雑な感情の機微を丁寧にすくい上げていく。コメディとロマンスが溶け合いながら、家族のかたちを問い直す構成は見事というほかありません。LGBTキャラクターの存在も物語に自然な奥行きを与え、多様な愛のあり方を肯定的に描いています。

既刊6巻、連載は現在も継続中です。義兄妹という設定に一瞬躊躇した方も、ページを開けばこの空気感に引き込まれるはずです。

まだ読んでいないあなたへ

親の再婚で突然できた、義理の兄と妹。

距離感が掴めないまま始まる同居生活が、こんなにも繊細で、温かくて、時にドキリとさせられるものだったなんて。

『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめが描く、新しい家族の物語なんです。他人同士が「家族」になるって、実はものすごく難しいことで。一緒に暮らし始めたからって、すぐに心の距離が縮まるわけじゃない。血が繋がっていないからこその遠慮、でも家族だから踏み込まなきゃいけない場面もあって。そのもどかしさを、この作品は驚くほど丁寧にすくい取っていくんです。

何気ない日常のワンシーンが、関係性の変化を静かに物語る。一緒にご飯を食べる、リビングで顔を合わせる、ほんの些細なやり取りの積み重ねが、二人の間に確かな何かを築いていく。蒼樹うめ特有の柔らかい線と空気感が、この微妙な距離を生きる二人をそっと包み込んでいて、読んでいると不思議と胸がじんわり温かくなるんです。

コメディ要素もあるから肩肘張らずに読めるし、でも心に残るものがある。家族って血の繋がりだけじゃないって、頭ではわかっていても、それを実感させてくれる作品ってそう多くないんですよね。既刊6巻、今から追いかけられます。新しい家族の形を、この二人と一緒に見つけてみませんか。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『微熱空間』は全何巻?

現在6巻まで刊行中です。