姉の結婚』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

図書館員として働く30代独身女性、ヨリコ。彼女の前に突然現れた「姉の結婚相手」は、かつて自分が愛した男だった——。姉妹の間に横たわる秘密、揺れ動く感情、そして静かに崩れていく日常。西炯子が描くのは、誰もが心の奥底に抱える「言えないこと」の痛みだ。

『Flowers』誌で2011年から2013年まで連載されたこの作品は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2016年には映画化も果たした。西炯子といえば『おひとりさまの品格』でも知られる作家だが、本作はそのキャリアの中でも特異な位置を占めている。なぜなら、ここには安易な感動もカタルシスもない。あるのは、大人の女性が抱える複雑な感情の襞を、一枚一枚めくるような繊細な筆致だけです。不倫や誘惑といったセンセーショナルなテーマを扱いながら、決して煽情的にならない。むしろ、静謐な空気の中で人物たちの内面が静かに露わになっていく。この抑制の効いた語り口こそが、読者を物語の奥深くへと引き込んでいくのです。

既刊8巻。大人の女性が抱える葛藤を、これほど誠実に描いた作品はそう多くありません。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。

図書館員として働く30代の女性が主人公なんです。姉の結婚式を控えた、ごく普通の日常のはずでした。でも、ある日突然、自分とそっくりな女性を街で見かけてしまう。それから静かに、けれど確実に、彼女の世界の輪郭が滲み始めるんです。

この作品が描くのは、20代を過ぎて気づく「大人の孤独」の正体です。結婚する姉、図書館で出会う既婚男性、そして自分に似た誰か。周りの人生が前に進んでいくように見える中で、自分だけが取り残されているような感覚。そんな焦燥の中で、人は何を求め、何に手を伸ばしてしまうのか。西炯子が容赦なく、でも優しく描き出していきます。

不倫という言葉で片付けてしまうには、あまりにも繊細で複雑な感情が詰まっているんです。善悪で割り切れない人間の弱さ、誰かに必要とされたい切実な願い、そして自分の人生を生きるということの重み。読んでいると、胸が苦しくなる場面も、思わず目を逸らしたくなる瞬間もある。でもそれは、自分の中にある同じ弱さを見せつけられるからなんです。

映画化もされた本作は、既刊8巻で完結しています。読み終えた後、簡単には誰かに語れない。でも確実に、あなたの中に何かを残していく作品です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『姉の結婚』は全何巻?

全8巻で完結済みです。