『大奥』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
江戸時代、謎の疫病が男子のみを襲い、男女の人口比が極端に逆転した日本。将軍職は女性が担い、かつて権勢を誇った「大奥」は、今や将軍に仕える美男三千人の逆ハーレムとなった。権力の中枢で繰り広げられる愛憎、嫉妬、政争。歴史は、性別が入れ替わっただけで、果たしてどう変わるのか……。
よしながふみが『西洋骨董洋菓子店』『愛すべき娘たち』で培った人間描写の妙技を、壮大な歴史改変SFに持ち込んだ意欲作です。講談社の女性誌「メロディ」で連載され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、講談社漫画賞少女部門、手塚治虫文化賞新生賞と、錚々たる賞を総なめにしました。単なる「男女逆転もの」に留まらず、性別役割がひっくり返った時に浮かび上がる権力構造や社会階層の本質を、複数の主人公を通じて描き出す構成力が圧巻です。各時代の将軍と側室たちの物語は、一話完結の連作ドラマのように展開しながら、通史としての骨格も失わない。2010年には実写映画化、2012年にはマッドハウスによるアニメ化も実現し、国内外で高い評価を得ています。
既刊19巻。歴史漫画の新境地を切り拓いた傑作を、今こそ手に取るべきです。
まだ読んでいないあなたへ
三つもの賞を総なめにした歴史漫画が、どれだけ常識を壊したか知ってますか。
江戸時代の日本で、男にだけ発症する謎の疫病が大流行したんです。男の数が激減し、やがて将軍が「女」になった。参勤交代も、武家社会も、そして大奥も、すべてが性別ごと逆転した世界。この設定だけで終わらないのが、よしながふみの凄まじいところなんです。
逆転した後の社会を、この人は徹底的にリアルに描くんですよ。女が家を継ぎ、男が美貌で出世を競う。表向きは男尊女卑の建前を守りながら、実態は真逆という矛盾。その歪みの中で苦しむ人間たちの生々しさが、ページをめくる手を止めさせない。美しい男たちの権力闘争というエンタメの皮を被りながら、実は現実の性差別を鏡に映して見せているんです。
文化庁メディア芸術祭大賞、講談社漫画賞、手塚治虫文化賞。この三冠が物語っているのは、ただの「面白い漫画」じゃないってことです。既刊19巻、一度読み始めたら、あなたは江戸の大奥に囚われて出られなくなります。
台湾、中国、韓国、アメリカ。世界中で翻訳され、映画化もドラマ化もアニメ化もされた。それでも原作を超えるものはない。よしながふみが構築したこの世界は、あまりにも精密で、あまりにも痛くて、そしてあまりにも美しいんです。
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よくある質問
『大奥』は全何巻?
全19巻で完結済みです。