夏のあらし!』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

喫茶店でアルバイトを始めた少年が出会ったのは、戦時中から時を超えてやってきた少女たちだった。彼女たちと手を繋ぐことで過去へ飛べる能力を持つ主人公は、昭和の喧騒と平成の日常を行き来しながら、奇妙な夏を過ごすことになる。タイムトラベルという装置を使いながら、少年少女の淡い恋心と戦争の記憶が交錯していく物語だ。

『さよなら絶望先生』『荒川アンダー ザ ブリッジ』で独特の語り口を確立した小林尽が、月刊GANGAN WINGで展開した異色作である。小林作品特有のテンポの良い会話劇はそのままに、本作では戦時下の空気と現代の軽やかさという、相反する要素を一つの画面に同居させています。コメディでありながら、第二次世界大戦という重いテーマを背景に置くことで、笑いの裏側に時代の影を忍ばせる。この振り幅の大きさこそが、小林尽という作家の真骨頂だ。2009年にSHAFTによるアニメ化も果たし、既刊8巻で完結している。

過去と現在、笑いと哀しみ。相容れないはずの要素が一つの作品として結実した、忘れがたい一作です。

まだ読んでいないあなたへ

夏の喫茶店で、戦時中を生きた少女と出会う。

八十坂一は平凡な中学生。アルバイト先の喫茶店で働く嵐山小夜子という少女に、どうにも惹かれてしまう。彼女は不思議な力を持っていて、二人が手を繋ぐと時間を遡れるんです。行き先は、太平洋戦争の真っ只中。

これ、タイムトラベルものではあるんですけど、歴史を変えようとか世界を救おうとか、そういう大仰な話じゃないんですよ。一と小夜子が過去で目にするのは、空襲警報が鳴る街、配給に並ぶ人々、明日をも知れない日常。そこにあるのは教科書に載らない、一人ひとりの生活なんです。

小林尽が描くのは、戦争という巨大な出来事の中にある、ささやかで切実な人間のドラマ。コメディの軽快さで始まりながら、読み進めるうちに胸の奥がじわりと熱くなってくる。笑って、泣いて、気づいたら過去と現在を行き来する二人の関係にのめり込んでいるんです。

『さよなら絶望先望』『荒川アンダー ザ ブリッジ』の作者が、少年漫画の枠で挑んだ意欲作。時を超えて繋がる手のぬくもりが、こんなにも切ないなんて。既刊8巻、一気読み必至です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『夏のあらし!』は全何巻?

全8巻で完結済みです。