『友達100人できるかな』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
1980年代前半の『アフタヌーン』誌上で、豊田稔が描いたのは「友達100人」という児童文化の理想を、SFという枠組みで解体する試みだった。主人公は学園生活を送る中で、ある日を境に「異星人」の存在と遭遇する。彼らは地球人との友情を築こうとするが、その過程には人知を超えた試練が待ち受けている。青春という甘美な響きの裏側で、本作は「友情とは何か」という根源的な問いを、コメディの皮を被せながら突きつけてくる。
豊田稔は青年向けSFの書き手として1980年代に一定の評価を得た作家だが、本作の特異性は日常と非日常の境界線を曖昧にする手つきにある。学園という閉じた空間に異星人という異物を投げ込み、笑いと違和感を同時に生成する構造は、当時のSF漫画としては珍しい試みでした。スライス・オブ・ライフの穏やかさと、異星人がもたらす緊張感が交互に訪れる語り口は、読者を油断させない。既刊5巻という区切りの中で、作者は友情というテーマをどこまで掘り下げたのか。
1980年代のSF青年誌が持っていた実験精神を、今あらためて確認するには格好の一作です。
まだ読んでいないあなたへ
1980年代、青年誌で5巻続いた作品なんです。
タイトルから想像するような微笑ましい友達作りの話かと思いきや、このコメディは「SF」と「試練」というタグを背負っているんですよ。学園生活を舞台に、友情や愛を描きながら、そこに異星人が絡んでくる。この組み合わせが一体どう転がるのか、想像できますか。
豊田稔という作家は、青年向けSFを数多く手がけた人です。普通の学園コメディなら、友達を増やしていく過程で笑って泣いて終わりでしょう。でもこの人が描くと、そこに「試練」が待っている。異星人が関わる青春って、どんな葛藤が生まれるんでしょうね。
『Afternoon』という雑誌で4年間連載された事実が、この作品の持つ独特な空気感を物語っています。単なる友達作りコメディでは終わらない何かがあったから、読者はページをめくり続けたんです。
友情、愛、試練、異星人。このバランスで描かれる青春が、今も書棚で静かに待っているんですよ。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『友達100人できるかな』は全何巻?
全5巻で完結済みです。