『千年狐 ~干宝「捜神記」より~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
中国の六朝時代、妖怪や神仙の記録を集めた志怪小説集「捜神記」。その一篇を題材に、齢千年を数える狐の妖怪と人間たちの交流を描く異色作だ。妖狐は化けて人里に紛れ込み、人間社会の日常に溶け込んでいく。彼らの知恵比べ、騙し合い、そして時に芽生える奇妙な友情。超自然の存在が当たり前に隣り合わせだった古代中国の空気を、淡々と、しかしユーモラスに切り取っていく。
Comic Flapperの第1回大賞受賞作である本作は、歴史を題材にした作品を手掛けるCHOU Rokurouの代表作だ。志怪小説という日本ではやや馴染みの薄い題材を、青年誌らしい抑制の効いた筆致で料理している。派手な展開を追わず、人間と妖怪が織りなす小さなエピソードを積み重ねていく構成は、スライス・オブ・ライフとしての手触りを大切にしている。知恵比べという構図を軸に、妖怪を恐れるだけではなく、時に出し抜き、時に協力する人間たちの姿は、妖怪譚の新しい読み方を提示する。
既刊13巻、現在も連載中。古代中国の不思議な日常を、ぜひ体験してください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊13巻。
Comic Flapper大賞受賞作です。
人間と狐が出会って、知恵比べをするんです。ただしこの狐、千年生きてる化け狐。人間の浅知恵なんて見透かされて当然だと思うでしょう? ところがこの作品、そう単純には進まないんですよ。
古代中国の奇談集「捜神記」をベースにしながら、CHOU Rokurouが描き出すのは、超自然の存在と人間が本気で渡り合う瞬間の面白さなんです。千年の時を生きた狐には千年分の経験がある。でも人間には、短い命だからこその発想がある。どちらが上とか下とかじゃなくて、異なる知恵がぶつかり合って火花を散らす、そのやりとりの妙が堪らないんですよ。
歴史を題材にした作品を手がけてきた著者だからこそ描ける、時代の空気感と人間ドラマ。コメディとしても読めるし、じっくり読めば人と人ならぬものの交流の深さにも気づかされる。13巻まで続いているのは、この絶妙なバランスがあるからなんです。
2018年から連載中で、まだまだ続きます。今から追いかけても遅くない。むしろ今が始めどきです。化け狐と人間の知恵比べ、一度覗いてみてください。予想を裏切られる快感がそこにあります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『千年狐 ~干宝「捜神記」より~』は全何巻?
現在13巻まで刊行中です。