『刻刻』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
佑河家に代々伝わる「止界術」。それは世界の時間を止め、自分たちだけが動ける異能の力だ。主人公・佑河樹里は、誘拐された甥と兄を救うため、祖父からこの術を授けられる。だが時が止まった世界で待ち受けていたのは、同じ力を持つ謎のカルト教団。静止した街で繰り広げられる、緊迫の攻防が始まる……。
堀尾省太が「モーニング・ツー」に連載した本作は、第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した意欲作である。「時間が止まった世界」という魅力的な設定を、家族の絆とサスペンスに昇華させた点が秀逸だ。止界という異空間での戦いは、単なるアクションではなく、人間の心理や倫理が複雑に絡み合う。何より、静止した世界の不穏な空気感を描き出す画力が素晴らしい。動かない人々、凍りついた街の風景が、逆説的に物語に強烈な緊張を生み出しています。
VIZ Mediaから英語版も刊行され、海外でも評価された本作。既刊8巻という読みやすい分量ながら、濃密な物語体験が待っています。
まだ読んでいないあなたへ
時間が、止まるんです。
佑河家に代々伝わる「止界術」。それは発動者以外のすべてが静止した世界に入れる力なんですが、この一家、とにかく貧乏で不運続き。ある日、誘拐された息子と甥を救うため、主人公の樹里は祖父からこの術を教わって止まった世界へ飛び込みます。誰も動かない、音もない、静寂だけの空間。ここなら誘拐犯から簡単に家族を取り戻せるはず——だったんです。
ところが、止界の中に「動いている人間」がいる。しかも敵対的な宗教団体で、彼らもまた止界術の使い手。家族を守るための逃走劇が、いつの間にか止まった世界を舞台にした命がけの攻防に変わっていくんですよ。
この漫画、とにかく設定の使い方が異常に上手い。時間が止まった世界では何ができて何ができないのか、物理法則はどうなるのか、ルールが一つ一つ明かされるたびに緊張感が跳ね上がります。そして止界という非日常の中で浮き彫りになる、家族それぞれの本音と覚悟。樹里が「なぜこの人たちのために戦うのか」を自問する瞬間、胸が詰まるんです。
第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。既刊8巻で完結している濃密なサスペンスを、ぜひ体感してください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『刻刻』は全何巻?
全8巻で完結済みです。