俺様ティーチャー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

かつて地元で名を馳せた番長が、親の転勤で都会の高校へ転校し、不良生活から足を洗おうと決意する。だが新天地で待ち受けていたのは、昔の自分を彷彿とさせる問題児たちと、彼らを更生させようと奮闘する新任教師だった。しかもその教師の正体は……。

椿いづみが花とゆめに送り込んだこの作品は、2012年に実写映画化され、第32回講談社漫画賞少女部門を受賞するなど、少女漫画の枠を超えた人気を獲得した。元番長という設定だけ聞けば荒唐無稽に思えるが、椿の筆は徹底して「強さ」の意味を問い続ける。拳で問題を解決してきた主人公が、暴力以外の方法で人と向き合う難しさに直面する過程は、単なる更生物語では終わらない。学園コメディの皮を被りながら、アイデンティティの揺らぎと他者との距離感を繊細に描く作家性が、台湾・韓国・タイといったアジア圏での翻訳展開にも結実している。花とゆめらしからぬ設定と、花とゆめらしい人間ドラマの融合が、既刊29巻の長期連載を支えた理由だろう。

過去を捨てたい元不良と、生徒を救いたい教師。二つの視点が交錯するとき、学園という閉じた世界は予想外の広がりを見せます。

まだ読んでいないあなたへ

元・番長が教師の母校に転校して、正体を隠して真面目な生徒を演じる——この設定だけで既にズルいんです。

主人公の鷹臣は、中学時代に地元で恐れられた伝説の番長。けれど高校デビューで心機一転、普通の女子高生として新しい人生を歩むはずだったんです。なのに転校先の高校には、昔の仲間が教師として赴任していて、しかも学校は荒れ放題。真面目な優等生を装いながら、裏では問題を解決するために拳を握る——この二重生活の緊張感がたまらないんですよ。

少女漫画なのに殴り合いのアクションシーンがあって、笑えるコメディなのに人間関係の機微が丁寧で、恋愛要素もスローペースで焦らされる。ジャンルの境界なんて軽々と飛び越えて、全部を高水準でやってのける作品なんです。

鷹臣の「強さ」は腕っぷしだけじゃないんですよね。仲間を守るためなら自分の秘密がバレるリスクも恐れない。その覚悟と優しさが、読んでいてグッと胸に来る。そして彼女の過去を知る教師との関係が、単純な「先生と生徒」では収まらない複雑さを帯びていくんです。

講談社漫画賞受賞、映画化、既刊29巻。少女漫画の枠に収まらない熱量を持った作品を読みたいなら、これしかありません。元番長の新生活、覗いてみてください。

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よくある質問

『俺様ティーチャー』は全何巻?

全29巻で完結済みです。