『三日月とネコ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
三日月さんという女性と一匹の猫が織りなす、穏やかな日常を描いた作品。特別な事件が起きるわけでもなく、劇的な展開があるわけでもない。ただそこには、猫との暮らしの中で少しずつ変化していく大人の心の機微がある。何気ない朝の風景、猫の仕草、料理をする時間——そんな断片が積み重なって、ひとつの物語になっていく。
集英社『Cocohana』で連載されていた本作は、2024年に映画化されるほどの支持を集めた。第1回anan猫マンガ大賞を受賞したことからもわかる通り、猫好きの心を掴んで離さない描写力が光る。著者ウオズミアミは熊本在住の漫画家で、猫や料理の場面を丁寧に描き込むことに定評がある。本作でも、猫の毛並みの質感や表情の機微、食卓に並ぶ料理の湯気まで、細部にこだわった作画が読者を引きつける。大人の女性が日々の中で感じる孤独や安らぎを、猫という存在を通して静かに浮かび上がらせる手腕は見事だ。
既刊4巻。派手さはないけれど、確かな余韻を残す作品です。猫と暮らす人も、そうでない人も、きっとこの穏やかな時間に心を預けたくなるはずです。
まだ読んでいないあなたへ
第1回anan猫マンガ大賞受賞作。
2024年に実写映画化もされました。
30代女性が1匹の猫と出会って始まる共同生活の物語なんですが、これが「癒し系」の枠に収まらないんです。猫と暮らす日常を描きながら、同時に大人になってから人が変わっていく、あるいは変わっていけないことの痛みを真正面から描いている。
仕事、人間関係、年齢――そういうものに囲まれて生きていく中で、いつの間にか自分が丸くなっていることに気づく瞬間ってあるじゃないですか。本当はもっと尖っていたはずなのに、とか、こんなはずじゃなかったのに、とか。そういう言葉にしづらいモヤモヤを、作者は猫との暮らしという日常の中にそっと滑り込ませて描いていくんです。
猫の描写がまた秀逸で、変に擬人化しない。猫は猫のまま、ただそこにいる。それなのに主人公の心の機微が浮き彫りになっていく構成が見事なんですよ。料理のシーンもリアルで、読んでいると台所の匂いまで漂ってくるような描き込み。
「ドラマ」とジャンル分けされているけれど、派手な展開があるわけじゃない。でも読み終わったとき、確実に何かが胸に残るんです。既刊4巻、Cocohana連載。大人の女性にこそ読んでほしい作品です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『三日月とネコ』は全何巻?
全4巻で完結済みです。