一級建築士矩子の設計思考』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

一級建築士の資格を持つ矩子が、独立して設計事務所を立ち上げる。依頼主の要望と予算、法規制と創造性のバランスを取りながら、一つ一つの案件に向き合っていく。華やかな完成予想図の裏側にある、地道な折衝と妥協なき技術判断の積み重ね。建築とは、何を守り、何を譲るべきなのか……。

著者の鬼ノ仁は、一級建築士と一級建築施工管理技士の免許を持ち、設計事務所で10年の実務経験を積んだ後に漫画家へ転身した異色の経歴の持ち主だ。本作がゴラクうぇぶ!で連載開始されたのは2025年1月。既刊4巻の時点で、建築業界内外から注目を集めている。その理由は明快です。実務者しか知り得ない現場のリアリティが、余すところなく描き込まれているからだ。構造計算や法規チェックといった専門的な工程を、ドラマの核心として機能させる構成力。女性建築士が独立する過程で直面する、業界特有の商習慣や人間関係の機微。こうした要素が、説明的にならず物語として成立している点に、作者の力量が表れています。

建築という仕事の本質を、ここまで誠実に描いた作品は稀有です。矩子の設計思考を追体験することで、読者は「建てる」ことの重みを知ることになるでしょう。

まだ読んでいないあなたへ

一級建築士の免許を持つ漫画家が描く建築漫画。

これだけで、この作品の説得力の桁が違うんです。

著者の鬼ノ仁さんは建築設計事務所で10年実務に携わり、一級建築士と一級建築施工管理士の資格を持つ本物の建築家。つまり、ここに描かれる設計図も、建築現場の空気も、クライアントとの折衝も、すべて「経験した人間」が描いているんですよ。専門用語を並べて雰囲気だけ作った漫画とは、リアリティの次元が違います。

主人公の矩子は、建築設計の世界で生きる女性一級建築士。彼女が向き合うのは、ただ美しい建物を設計することじゃないんです。施主の見えない本音、予算と理想の狭間、法規制との戦い、現場職人との信頼関係。建築って、人間の暮らしと欲望が剥き出しになる場所なんだと、この作品を読むと腑に落ちるんです。

「ゴラクうぇぶ!」で連載中、既刊4巻。建築業界や女性の活躍を描いた作品として注目を集めているのは、単なる仕事漫画の枠を超えて、「人生と向き合う仕事」を描いているからでしょう。

設計図の一本の線に、人の人生が宿っている。そんな瞬間を目撃できる作品なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『一級建築士矩子の設計思考』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。