『ロボット残党兵』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
戦争が終わっても、戦場は終わらない。残されたのは、人間か、兵器か、それとも——。『Comic Ryu』に連載された本作は、戦後を生きる兵士たちと「残党」となったロボットの関係を描く。作者は横尾公敏。舞台設定の確かさと重厚なメカデザインで魅せる、青年誌ならではの歴史SF作品だ。既刊6巻。
横尾公敏といえば、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のメカ作監として知られる。本作でもその手腕は健在で、第1回メカ漫画大賞最優秀賞を受賞している。兵器としての機能を失った「残党兵」という設定が秀逸です。彼らが持つ人間性と、戦争によって損なわれた人間の姿を対比させながら、再生への道のりを丁寧に描き出す。ヨーロッパを中心に海外でも高評価を得たのは、戦争の傷跡をリアルに描く視点が普遍的だったからでしょう。2003年にはスタジオGONZOによりアニメ化、2005年には映画化もされました。
戦後を舞台にしたロボット作品は数あれど、これほど「残された者たち」の孤独と希望を描いた作品は稀です。読み応えのある傑作、ぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
戦争が終わった。
けれど、彼らの戦いは終わらない。
『ロボット残党兵』は、第1回メカ漫画大賞で最優秀賞を受賞した、戦後を描く異色のメカ漫画なんです。横尾公敏が『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で見せた緻密なメカ描写はそのままに、描くのは華やかな戦場ではなく、戦争が去った後の廃墟。残されたロボットと、行き場を失った兵士たちの物語です。
戦争が終われば、兵士は英雄から「用済み」になる。巨大なロボットはスクラップになる。この作品が描くのは、その後です。勝利の凱旋でも、新たな敵との戦いでもない。ただ、社会に居場所を見つけられない人間と、もう動かない鉄の塊が、そこにある。横尾公敏は、戦争の「残響」を、驚くほど静かに、だからこそ痛いほど鋭く描き出すんです。
メカデザインに定評のある作家が、なぜロボットを「残骸」として描いたのか。SFと歴史というテーマを得意とする作家が、なぜ戦後の「今日」を選んだのか。読めばわかります。戦争が終わっても、人は簡単に元には戻れない。その事実を、この作品ほど静かに、しかし強烈に突きつけてくる漫画はありません。
アニメ化、実写映画化、そしてアメリカやヨーロッパでも翻訳された本作は、特にヨーロッパで高い評価を受けました。2000年から2002年にかけて『コミック・リュウ』に連載され、既刊6巻。戦争ものでも、メカアクションでもない。これは、人間性の再生を描いた物語なんです。
派手な戦闘シーンを期待して手に取らないでください。でも、戦争の本当の重さを知りたいなら、この6巻を読んでほしい。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『ロボット残党兵』は全何巻?
全6巻で完結済みです。