ロッタレイン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

都市の片隅で交わる、名もなき人々の人生。松本剛志が描くのは、劇的な事件も超常の力も介在しない、ただ呼吸するように続く日常だ。誰もが抱える小さな傷、声にならない願い、すれ違いと和解。雨の日も晴れの日も、人は誰かと出会い、別れ、また出会う。その反復の中に、何が生まれるのか……。

「IKKI」という実験場で育まれた本作は、2007年に第1回マンガ大賞を受賞した。当時、物語漫画の主流が「強い設定」と「明確な目的」を求める中、松本はあえて逆を行く。派手な展開を排し、会話の間、表情の揺らぎ、風景の移ろいに紙幅を割く。その手法は後の『青い鳥』にも引き継がれるが、本作はより生々しく、時に残酷なまでに人間の不器用さを映し出す。日常系と呼ぶには痛みがあり、ヒューマンドラマと呼ぶには静謐すぎる。どちらの枠にも収まらない稀有な作品だ。

既刊3巻。海外でも翻訳され、言語の壁を越えて支持を集めた作品です。何も起きない物語に、これほど心が動かされる体験を、ぜひ。

まだ読んでいないあなたへ

第1回マンガ大賞受賞作。

雑誌IKKIで2005年から2007年まで連載されたこの作品、既刊3巻という短さなのに、読後は確実に世界の見え方が変わるんです。松本剛志が描くのは、派手な事件も超常現象も一切ない、ただの日常。なのに、ページをめくるたびに胸の奥がじわりと熱くなる。

何がすごいって、登場人物たちの関係性が、まるで自分の周りにいる人たちのように立体的に動き出すところなんですよ。誰かと誰かが少しずつ近づいていく瞬間、すれ違う瞬間。その機微を捉える筆致が、恐ろしいほど繊細で。読んでいると、自分が見過ごしてきた日常の輝きに気づかされるんです。

松本剛志の代表作『青い鳥』でも評価された、日常に潜む感動を掬い取る手腕が、この作品では更に研ぎ澄まされています。海外でも翻訳され評価されているのは、描かれる感情が普遍的だから。国や文化を超えて、人の心に届く何かがあるんです。

3巻で完結する物語だからこそ、無駄が一切ない。全てのコマ、全てのセリフに意味がある。一気に読み終えた後、もう一度最初から読み返したくなる。そして二度目に気づくんです、最初のページにすでに全部あったんだって。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ロッタレイン』は全何巻?

全3巻で完結済みです。