『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
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この作品について
昭和42年、双葉社が日本初の週刊青年漫画誌創刊に挑む。業界の常識を覆す試みに挑んだのは、型破りな編集者たちだった。彼らは大手出版社から「無謀」と嘲笑され、社内からも疑いの目を向けられながら、誰も歩いたことのない道を切り拓いていく。限られた予算、集まらない原稿、迫りくる締め切り。何もかもが手探りの中、彼らは漫画誌の新しい可能性を信じて走り続けた……。
吉本浩二が描くのは、「漫画アクション」創刊に懸けた男たちの泥臭い奮闘記である。吉本は『淋しいのはアンタだけじゃない』や『さんてつ 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』で、時代の転換点に立つ人々の姿を丹念に描いてきた作家だ。本作でも、華やかな表舞台の裏で汗を流す編集者たちの姿を、誇張なく、しかし確かな熱量とともに描き出している。漫画雑誌の創刊とは、単なるビジネスではない。作家を口説き、印刷所と交渉し、配本部数を読み、そして何より「読者が求めるもの」を見極める、総力戦なのです。吉本の筆は、その現場のリアリティを丁寧にすくい取る。
既刊3巻。漫画を作る側の物語だからこそ、漫画を読む側の私たちにも響くものがある。週刊誌を手に取るたび、このドラマを思い出すことになるでしょう。
まだ読んでいないあなたへ
1968年、「週刊漫画アクション」創刊。
日本初の週刊青年漫画誌が生まれた瞬間を、当事者たちの視点で描いた作品なんです。
誰も正解を知らない。前例がない。だから全てが手探りで、全てが賭けなんですよ。「青年向けの漫画雑誌なんて売れるわけがない」と言われた時代に、編集者たちは何を考え、どう動いたのか。作家をどう口説き、どんな作品を集め、どうやって読者を掴んでいったのか。その一つ一つが、今の漫画文化の礎になっているんです。
描いているのは「編集という仕事の本質」です。華やかな成功談ではなく、試行錯誤の連続。ボツ原稿の山、売上の不安、社内の冷たい視線。それでも諦めずに前に進む人たちの姿が、妙にリアルで胸に迫ってくるんですよ。
吉本浩二が描くからこその説得力があります。漫画家として業界を知り尽くした作者だからこそ描ける、現場の空気と人間の温度。セリフの一つ一つに重みがあるんです。
今、あなたが何気なく手に取っている漫画雑誌。その「当たり前」が生まれた瞬間を目撃してください。既刊3巻、ここに詰まっているのは、創刊という名の戦いの記録です。
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よくある質問
『ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~』は全何巻?
全3巻で完結済みです。