『リビングの松永さん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高校生の美月は、両親の海外転勤により叔父が営む男子学生ばかりの下宿屋に住むことになる。そこで出会ったのは、無愛想だが家事万能な大学生・松永。料理も掃除も完璧にこなす彼に、美月は次第に惹かれていくのだが……。
岩下慶子の代表作の一つで、『おとなりコンプレックス』と並ぶ人気作だ。年の差のある男女を描くとき、ありがちな「保護される少女」の構図に落とし込まない点が本作の強みである。松永は確かに家事ができるが、それは彼女のためではなく、もともと自立した生活者だからだ。美月もまた、年上の男性に依存するのではなく、下宿という共同生活のなかで自分なりの役割を見つけていく。講談社漫画賞少女部門を受賞したのは、こうした関係性の誠実さが評価されたからだろう。恋愛だけでなく、家族的な繋がりや日常の積み重ねを丁寧に描いており、2018年には映画化もされている。
下宿屋という舞台設定が、物語に独特の温度をもたらしています。既刊11巻、完結済みのこの作品で、年の差恋愛の新しいかたちを味わってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
講談社漫画賞受賞作。
既刊11巻で完結。
父親の転勤で、古い下宿屋に一人残されることになった高校生の女の子と、そこで暮らすデザイナーの男性の話なんです。でも恋愛に全力疾走しないんですよ、この作品。むしろ逆。毎日のご飯を誰が作るのか、洗濯物をどうたたむのか、風呂掃除は誰の当番か。そういう「生きる」ことのリアルを、ひたすら丁寧に描いていく。
年の差があるから、すぐには何も始まらない。彼女が少しずつ料理を覚えて、失敗して、それでも次の日の朝ごはんを作る。その繰り返しの中で、二人の距離が変わっていくんです。劇的な告白シーンより、「今日の味噌汁、昨日より美味くなったな」って言われた瞬間のほうが、心臓を撃ち抜かれる。
家事を通じて人が成長する過程を、これほど愛おしく描ける作品は他にありません。下宿屋の仲間たちとのやりとりも、家族でも友達でもない、でも確かに支え合ってる関係の温度がちゃんと伝わってくる。
読み終わったとき、自分の部屋を片付けたくなります。誰かのためにご飯を作りたくなります。日常が、こんなにも尊いものだったんだと気づかされるんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『リビングの松永さん』は全何巻?
全11巻で完結済みです。