ランド』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

閉ざされた山村に、ある日突然、異形の存在が姿を現す。村人たちはその正体を知らず、畏れ、崇め、あるいは排除しようとする。神話めいた伝承と現実が入り混じり、何が真実で何が虚構なのか、境界は曖昧になっていく。村社会特有の因習と人間関係の軋轢が絡み合い、物語は予測不能な方向へと転がり始める……。

山下和美といえば『天才柳沢教授の生活』で日常の機微を描き、『海街diary』で家族の絆を丁寧に紡いだ作家だが、本作はそれらとは一線を画す。モーニング誌上で2012年から2016年まで連載された『ランド』は、ドラマ、歴史、ホラー、ミステリー、SFという複数のジャンルを横断しながら、村社会に潜む闇と人間の業を描き出した異色作です。精緻な作画はそのままに、超自然的な要素を取り込みながら、運命と探求というテーマを重層的に展開していく。第25回手塚治虫文化賞大賞受賞という評価が示す通り、既存のジャンル枠に収まらない作品世界を構築しています。

全11巻で完結したこの物語、一度足を踏み入れたら最後まで目が離せません。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫文化賞大賞。

この賞の重みを知っていますか。

山下和美が4年かけて紡いだ全11巻の物語は、ジャンル分けそのものを拒絶するんです。ドラマであり、歴史であり、ホラーであり、ミステリーであり、SFでもある。でもどれでもない。強いて言うなら「人間の業と祈りを見つめ続ける物語」なんですよね。

舞台は村社会。閉ざされた共同体に息づく神話、逃れられない運命、そして何かを探し求める人々の姿が描かれます。山下和美の精緻な作画が、その息苦しさと神聖さを同時に立ち上がらせるんです。1コマ1コマに、どこか超自然的な気配が漂っている。

『天才柳沢教授の生活』や『海街diary』で人間の日常を温かく描いてきた著者が、ここでは人間存在の根源に踏み込んでいきます。読み進めるうちに、あなたの中の何かが揺さぶられる。それは恐怖かもしれないし、畏怖かもしれない。でも確実に心が動くんです。

青年誌『モーニング』で連載された作品ですが、年齢や性別を超えて響く普遍性がある。なぜなら、この作品が問いかけるのは「人はなぜ生き、何を信じ、どこへ向かうのか」という、誰もが抱える根本的な問いだから。

読後、世界の見え方が少し変わります。それくらいの力を持った作品なんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『ランド』は全何巻?

全11巻で完結済みです。