『ラストゲーム』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
小学生のとき、成績も運動も容姿も全てで自分を上回る転校生に敗北を喫した柳奈木。以来、彼女を一方的にライバル視し、十年越しで再会した高校でついに「勝利」を手にしようとする——しかし、恋心という予想外の感情が彼の復讐計画を狂わせていく。
天野頌子による『LaLa』連載作で、第1回LaLa Awardを受賞した本作は、少女漫画の王道たる「すれ違いラブコメ」に、男性主人公視点という変化球を投げ込んだ意欲作だ。主人公が抱くのは恋ではなく屈辱、目的は告白ではなく勝利——この倒錯した動機が物語を駆動させ、読者は彼の不器用なプライドと成長を見守ることになる。10年という歳月が二人の関係にどんな変化をもたらすのか、その過程を丁寧に描くことで、単なる学園ラブコメを超えた奥行きを獲得している。2016年の実写映画化、翌2018年には韓国でドラマ化されるなど、国内外で支持を集めたことも納得の完成度です。
既刊11巻で完結した本作は、天野頌子のもう一つの代表作『恋する暴君』とあわせて読めば、彼女の作家性をより深く味わえます。
まだ読んでいないあなたへ
10年かけて、ただ一人の女の子を見返すために生きてきた男子がいるんです。
小学生のとき、転校生の柳奈月に全てで負けた九堂柳也。成績、運動、人気、何もかも。それまで何でも一番だった彼が、初めて「敗北」を知った相手。プライドがズタズタになった柳也は、いつか奈月に勝つために努力を重ね続け、同じ高校に進学します。完璧になった自分を見せつけて、あの頃の屈辱を晴らすために。
ところが再会した奈月は、柳也のことを全く覚えていなかったんですよ。
一方的なライバル関係って、こんなにも切ないものなんだと思い知らされます。柳也にとっては人生を変えた大事件だったのに、奈月にとっては数ある転校先の一つに過ぎなかった。この温度差が、笑えるのに胸が痛い。
でも本当に面白いのはここからなんです。勝つために近づいた柳也が、いつの間にか奈月の「特別」になっていく過程。彼女の天然で不器用な優しさに、少しずつ、でも確実に心を持っていかれていく。見返してやるはずが、気づけば彼女を振り向かせたくて必死になっている自分がいる。
復讐のつもりで始めた「ゲーム」が、いつしか本気の恋に変わっていく。既刊11巻、天野頌子が描く、不器用すぎる初恋の物語です。
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よくある質問
『ラストゲーム』は全何巻?
全11巻で完結済みです。