『モリのアサガオ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
刑務官として配属された主人公が目にするのは、死刑囚たちの日常だった。職務として彼らと接するうち、報道で伝えられる「極悪人」という言葉だけでは割り切れない人間性に触れていく。制度の中で生きる者、死を待つ者、それぞれの葛藤が静かに積み重なっていく……。
郷田マモラは社会問題を正面から描く作家ですが、本作ほど読者に覚悟を迫る作品はないでしょう。死刑制度という重いテーマを扱いながら、説教臭さや一方的な主張に陥らない。刑務官の視点を通して、被害者も加害者も一人の人間であるという当たり前の事実を、ただ淡々と見せていく。優れているのは、制度の是非を断定しないことです。読者は登場人物たちの日々を見守るうちに、否応なく自分自身の答えを探し始める。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞、2010年には映画化もされた本作は、エンターテインメントとしての読みやすさと、社会派作品としての重厚さを両立させています。
既刊7巻。一度読めば、簡単には忘れられない作品です。
まだ読んでいないあなたへ
死刑執行のボタンを押す刑務官の手が、震えるんです。
舞台は、死刑囚が収容されている刑務所。新米刑務官として配属された主人公が目の当たりにするのは、報道では語られない「もう一つの現実」なんです。死刑囚たちは塀の中で何を考え、どう過ごしているのか。執行する側の人間は、その重みをどう受け止めているのか。この作品は、誰もが知っているはずなのに誰も知らない、死刑制度の「内側」を容赦なく見せてきます。
驚くのは、感情を煽らない淡々とした筆致なんです。善悪を断罪せず、答えを押し付けず、ただそこにある人間の姿を描き切る。凶悪犯罪を犯した者も、執行命令に従う者も、みんな同じように朝を迎えて夜を過ごす。その日常の積み重ねが、読み手の心に重たく沈んでいくんです。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、映画化もされた本作。社会問題を正面から描き続ける郷田マモラが、最も鋭く人間の本質に迫った傑作が、既刊7巻で完結しています。
読後、あなたの中で何かが変わります。それが何なのかは、自分で確かめてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『モリのアサガオ』は全何巻?
全7巻で完結済みです。